ヤマハが新型「MT-07」を発表! Y-AMT、クルーズコントロール、倒立フォークなど新装備が目白押し
ちなみにフレームの重量は従来型と同じ約14.8kgだが、ねじれ/縦/横の剛性は12~13%向上したという。見た目は大きく変わっていないものの、パイプ径と厚みは全体的に変更され、補強ブレースも改良されている。これらの結果、荷物を積載したときの安定性も向上したというから興味深い。 クラッチにはアシスト&スリッパークラッチを採用したことで、クラッチレバーを引くために必要な力を22%軽減。シフトダウン時の過度なバックトルクを逃がすことで、リヤホイールの無用なホッピングも防いでくれる。 価格や発売時期は欧州各国の仕向け地によるとされるが、今のところ未発表。車体色はMTとY-AMTで共通の3色をラインナップする。日本でのデビューも心待ちにしたい!
YAMAHA MT-07 Y-AMT[2025 EU model]
以下、欧州ヤマハ公式ページのスペック表には車重184kgと記載されているが、プレスリリースの内容から183kgが正しいと思われる。 車名MT-07 全長×全幅×全高2085×780mm×1105mm 軸距1400mm 最低地上高140mm シート高805mm キャスター/トレール24°50′/90mm 装備重量183kg【186kg】 エンジン型式水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 総排気量689cc 内径×行程80.0×68.6mm 圧縮比11.5:1 最高出力73.4ps/8750rpm 最大トルク6.8kg-m/6500rpm 始動方式セルフスターター 変速機常時噛合式6段リターン 燃料タンク容量14L WMTCモード燃費23.8km/L タイヤサイズ前120/70ZR17 タイヤサイズ後180/55ZR17 ブレーキ前φ298mmダブルディスク+4ポットキャリパー ブレーキ後φ245mmディスク+1ポットキャリパー 価格未発表 色灰、青、黒 発売日未発表 ※諸元は欧州仕様 ※【 】内はY-AMT仕様
MT-07のディテール
──新デザインのフロントフェイスと5インチTFTディスプレイを採用。燃料タンク上面には吸気サウンドを増幅するグリルが設けられた。 ──新しい5インチTFTディスプレイを採用し、トラクションコントロールをはじめとしたライディングモードなども設定可能。ガーミンのアプリをインストールしたスマートフォンと連携すればナビ機能も使えるようになる。 ──φ41mm倒立フロントフォークの採用にともないラジアルマウントキャリパーを採用。リヤサスペンションもリンケージなどが見直された。 ──マニュアルトランスミッション仕様もスイッチギアは十字キー付きの新作になった。エンジンは電子制御スロットルを新採用。