ヤマハが新型「MT-07」を発表! Y-AMT、クルーズコントロール、倒立フォークなど新装備が目白押し
外装デザインはシャープさを増した最新MT-09のよう
外装まわりは完全に新設計され、バイファンクショナルLEDヘッドライトの採用によりMT-09似の新フェイスに。新しい吸気音増幅ダクトを追加しているにもかかわらずコンパクトな燃料タンクと新しいテールユニットによって、スッキリとした外観を実現した。 メーターは5インチTFTフルカラーディスプレイが新作になり、速度と回転、燃料残量、平均燃費、気温、ギヤ段数などを見やすく表示するだけでなく、無料のガーミン製アプリをインストールしたスマートフォンと連携することによってフルマップまたはターンバイターンのナビゲーションを表示することも可能だ。 これに合わせ、スイッチギアも新世代のものにアップデート。最新のMT-09と同様に、ウインカースイッチを軽くタッチすると3回だけ点滅するモードや、バイクが150m以上走ると15秒後に自動的にオフになるオートキャンセル機能も手に入れた。このほか急ブレーキを検知すると自動でハザードランプが高速点滅するエマージェンシーストップシグナルも採用している。 ライディングポジションも刷新され、シート高は805mmながら絞り込まれたシート形状で様々な体格ののライダーに対応。ハンドルバーは幅が18mm広く、22mm低く、9.3mm後方に移動した。また、ステップは10mm低くなったことで膝の曲がりを緩やかにしている。 ──バイファンクショナルLEDヘッドライトと、ツリ目の2眼LEDポジションライトが最新MTシリーズの表情を形作る。
倒立フロントフォークとラジアルマウントブレーキ採用!
車体は、新たに追加された装備によって総重量が4.5kg増加するところを、むしろ183kgと従来モデルよりも1kg軽量に(Y-AMT仕様でも186kg)。これはバネ下を合計で480g軽量化するスピンフォージドホイールの採用や、バッテリー、アルミ製トリプルクランプなどによる600gの軽量化をはじめとした、多くの部品をグラム単位でダイエットした恩恵だ。このほかボディ外装でも600gの軽量化を達成しているという。 これまでMT-07は正立フロントフォークを採用してきたが、第4世代となった新型ではφ41mm倒立フロントフォークとラジアルマウントキャリパーを新採用。剛性アップに合わせてフレームとスイングアームも再設計されており、リヤショックとリンケージも最適化された。 ──倒立フロントフォークの採用と外装デザインの一新で大幅なイメージチェンジを果たした。