英建設業PMI、12月は53.3 6月以来の低水準
David Milliken [ロンドン 7日 ロイター] - S&Pグローバルが7日発表した2024年12月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は53.3と、6月以来の低水準となった。住宅建設が一段と減少した。 ロイターがまとめた市場予想を下回った。11月は55.2だった。 サービス業・製造業・建設業を含む全セクターPMIは11月の50.9から50.6に低下。13カ月ぶりの低水準となった。好不況の分かれ目となる50をわずかに上回った。 建設業では、高金利と脆弱な消費者信頼感が逆風となった。 S&Pグローバルのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は「予算案発表後に信頼感が悪化した11月からは回復したものの、24年上期に比べると、信頼感は依然、大きく冷え込んでいる。多くの企業が資本投資の削減と英経済の厳しい見通しを懸念している」と述べた。 10月30日に発表された予算案には大規模な増税が盛り込まれた。