民進党・前原代表が初の定例会見(全文1)議論せず、冒頭解散は戦後初の暴挙
財政再建策について、もう少し詳しく聞かせてほしい
共同通信:共同通信の〓イチカワ 00:05:54〓です。今の話に関連してなんですが、今、うわさされている衆院解散による衆院総選挙に向けた公約づくりが進んでいるかと思いますが、今のお話と関連して子育てや高齢者といった社会保障政策と、あとは今のお話にプラスして財政再建策について、もう少し詳しく代表のお考えを聞かせていただきたいのと、それらはもちろん公約に盛り込むお考えがあるかどうかというのを併せてお願いします。 司会:関連あれば。いいですか。じゃあお願いします。 前原:はい。まず自民党さんが今回の選挙の公約の1つに全世代型の社会保障の充実というものを掲げておられるということでありまして、これはまさにわれわれがAll for Allで皆さん方にお約束をしているものとかなり似ているということであります。争点つぶし、争点隠しなのかもしれませんが、私はようやくわれわれの考え方に理解を、自民党が示していただいたということで歓迎したいと思います。ただ争点隠し、争点つぶしのための表層的なものではないかという疑念がありますので、本当に全世代型の社会保障の充実につながるようなものになるのかどうなのか。単なる争点つぶしではないのかどうなのかっていうことは、しっかりわれわれは吟味をさせていただきたいと思っております。 その文脈の中ででありますが、われわれはAll for All、皆さん方から負担もお願いをする。そしてそれを受益に回していくということで、生活保障と税の一体改革のような形を、これからパッケージをお示ししていきたいと思っているわけでありますけれども、当然その中には一定程度の財政健全というものも入れ込んでいかなくてはいけないだろうと思っています。その中身についてはまさに今、階政調会長のところで詰めていただいているということでございます。
消費増税を予定どおり行うは自民党との差別化がしにくのでは?
ニコニコ動画:関連で。 司会:関連で。はいどうぞ。 ニコニコ動画:ニコニコ動画の七尾です。よろしくお願いします。今、かなり似ている、歓迎するというお言葉がありましたが、ということは、これは、前原代表が選挙中でも主張してらした、消費増税を予定どおりこれは行うべきだというのは、これは自民党もそういう形にすると思いますが、これはもうそのとおりでいくということですか。それと、横綱相撲ではあると思うんですが、ただ、似ているということは、有権者からすると差別化がなかなかしにくいと、この点はどうお考えですか。 前原:はい。まず消費税についてでありますけれども、今まで法律で決まっていることを前提として、私は代表選挙でその中身について申し上げてまいりました。私が代表にならせていただいたということでありますので、議論についてはその前提でのお話をしてもらいたいということをお願いをしておりますが、ただ、先ほど申し上げたように、生活保障と税の一体改革でありますので、消費税のみならず、ほかの税においてもその財源というものをしっかりと担保をしてもらう中で、全体像を示していただくということを今、お願いをしているところであります。 それと、要は争点隠し、争点つぶしのための教育の無償化ではないかという疑念は晴れないわけですね。従いまして、どういったものをパッケージで出してこられるのか。われわれも、あんまり、われわれも手の内を見せると、また争点つぶしをされる可能性がありますので、そこはしっかりと今、議論を煮詰めている中で、どこが違うのか、どこがわれわれは社会全体の、いわゆる仕組みを変えていくというものが、All for Allだけども、非常に表層的なものであるかもしれないということの中で、自民党さんから出てきたものについて吟味して、違いをしっかり示す。そういった努力はしていきたいと、こう考えております。 司会:関連で。 【連載】民進党・前原誠司代表が初の定例会見 全文2へ続く