【アラフィー妻の本音】もっと「かまって欲しい夫」どう対応すればいい?
アラフィー世代の夫は子どもっぽくなりがち? 読者から寄せられたエピソードをもとに、専門家がアドバイス! 度を過ぎると面倒くさい、“かまってちゃん”な夫。これもひとえに、妻への強い愛、もっと向き合ってほしい気持ちの表れと思えば、優しくなれるかも? 【写真】50代からのリアルなお悩み
「ひとりにしないで……」。根っからの寂しがり屋さん! もっと「かまってほしい」夫の場合
「家族と意見が合わなかったときが厄介。『こんな父親、いらないよね。いなくなっても誰も困らないよね……』と不穏な空気を醸し出し、おどろおどろしいほど肩を落としてトボトボ部屋を出ていきます。『ごめん、そんなつもりじゃないから!』と子どもや私に気を使わせるのがお決まり。コントみたい」 「メジャーリーグの大谷選手が大好きな夫は、常に大谷くんの最新情報を検索して、私にいちいち報告してきます。暇なときならともかく、家事や仕事で忙しいときにもお構いなしに話しかけてきて、私が生返事でもしようものなら、『ちょっと! 聞いてる!?』とご機嫌斜めに……。シーズン中は毎日これなので、気が抜けません」
「体調が少しでも悪いと、すぐに熱を測り、36.8℃くらいでも、まあ大騒ぎ。重病人のようにぐったりベッドに横たわり、震える声で何度も私を呼びつけ、死にそうな表情を見せてきます。これが割と頻繁なので正直面倒くさい……」 「私があくびをすると口の中に指を入れてくるし、ごろんと横になっていると靴下を脱がせるし、私の間抜けな寝顔を写真に撮って携帯電話に送ってくるなど……。暇さえあれば私にちょっかいを出してくる夫。付き合い始めはかわいいな、なんて思っていたけど、結婚20年も過ぎると、やれやれ、と思うことが増えました……」 「私と息子がふたりで楽しそうに仲よく話しているとおもしろくないようで、決まってむっつりと黙りはじめます。自分だけ仲間はずれにされたような気になってすねている模様。へたにとりなすと面倒なことになるから無視していますが、理解不能です!」
「かまってほしい夫」にはこうしてみては?
■疎外感を感じないよう、いつも輪の中に 「妻や家族ともっと仲よくしたい気持ちも、かまってちゃん化を呼ぶ一因。家の中や旅先など、一緒の空間にいるときには、夫にも話を振るなど、疎外感を感じないように少しだけ意識するといいかも」。夫も喜び、家族の絆も深まりそう。 ■夫のいいところをさりげなく伝える かまって攻撃は、妻にもっと自分を見てほしいという心の叫び。そこで「外見でも特技でもいいので、妻がいいな、と思っている夫の魅力を、何げない瞬間にさらりと伝えてあげて。わかってくれている、と安心し自信をもつはず」。 ■妻のほうから夫へ「かまって返し」をしてみる かまってほしい夫は基本、妻が大好き。だから妻から甘えられたらそれはそれはうれしいもの。「だからときどきは、甘え調子でやってほしいことを頼んだり、やりたいことを伝えてみて。ご機嫌になるうえ、妻も願いがかなって一石二鳥です!」。
夫婦関係アドバイザー 三松真由美さん みまつ まゆみ●会員1万3000人を超えるコミュニティサイト「トキメキby恋人・夫婦仲相談所」を運営。コメンテーターや講演のほかメディアの取材、連載なども。 取材・原文/片岡えり イラスト/カツヤマケイコ ※エクラ2024年12月号掲載