「お腹周りの脂肪」を2週間で減らす!6つの方法を専門家が伝授
毎日歩く
運動の習慣がない人にとって、「ウォーキングはとても良い入り口です」とガグリアルディ。専門誌『The Journal of Exercise Nutrition & Biochemistry(原題)』の研究によると、肥満の女性が週3日、50~70分のウォーキングプログラムを12週間行ったところ、座りっぱなしのグループと比較して内臓脂肪が大幅に減少したことがわかったという。 「たとえ1分のウォーキングだとしても、今までより多くできているなら健康上のメリットがあります」とガグリアルディ。ダイエットを始めた人が犯しがちな最大の過ちは、頑張り過ぎて早々に燃え尽きてしまうこと。 「頑張り過ぎて途中で断念してしまうより、ゆっくり始めてレベルアップしていく方がいいでしょう」とガグルアルディはアドバイス。まずは、夕食後に10分程度のウォーキングをすることから始めて、毎日の運動に慣れてきたら少しずつ時間を長くしていこう。
ヘルシーな脂肪をとる
脂肪を減らしたいのであれば、脂肪を食べるべき。ただし!“正しい種類”の脂肪を。 ヘルシーな脂肪の一価不飽和脂肪と多価不飽和脂肪は食事の満足感を高めてくれる。アメリカの栄養士団体「Academy of Nutrition and Dietetics」の広報担当を務める登録栄養士のヤシ・アンサリは、「食事で摂ってほしい脂肪源は、不飽和脂肪酸です。オリーブオイル、ナッツ類、アボカド、脂の多い魚、卵などに含まれる不飽和脂肪酸は、適度に摂取することで満腹感を高め、さまざまな健康効果も期待できます」と述べている。 健康的な脂肪の摂取量を増やすために、サラダに刻んだアボカドを加えたり、週に2回サーモンを食べたり、運動後のスナックやスムージーに少量のピーナッツバターをプラスしてみて。ただ、カロリーは高いので、ほどほどに楽しむことを忘れずに、とアンサリ。
質の高い睡眠を優先する
ダイエットにおいて、睡眠はかなり大事。寝過ぎても、寝不足でもダメなのだ。「睡眠時間が長すぎるのは、健康的に良くないでしょう」とチェスキン博士。「ですが、睡眠時間が短すぎるのはもっと良くありません」 2017年の英国のレビューとメタ分析によると、1日の睡眠時間が5.5時間以下の人は、7~12時間寝た人と比べて、翌日に385kcalも多く食べていることがわかった。その上、睡眠時間の短い人たちはチップスのようなエンプティカロリーかつ脂質の多い食べ物を好んで食べていた。 毎晩最低限の睡眠時間しか取れていない場合、間食をしたり、不健康な行動を取る時間が増え、減量に影響を及ぼす可能性がある。どのくらい寝れば(減量の目標に対して)効果的かは人それぞれだが、チェスキン博士によれば、理想的な睡眠時間は通常7~8時間だという。
砂糖を避ける
砂糖の摂りすぎとおなかの脂肪が多いことには関連性があることが研究によって明らかになっている。 「添加糖類はカロリーの過剰摂取の大きな原因です」とコーディングさん。「他のカロリー源に置き換えれば、健康的にカロリーを減らすことができ、減量を後押ししてくれるでしょう」 また、砂糖の摂りすぎは血糖値の急上昇・急降下(シュガークラッシュ)を引き起こす、とコーディング。シュガークラッシュが起こると、疲労感や空腹感を感じ、食べ過ぎのリスクが高まるという。