【BMW2024への期待値】「操る喜びを味わえるニューモデルから今後が期待できるコンセプトモデルまで登場」
BMWらしい操る楽しさが満喫できる、Mの真骨頂
走る楽しさや操る喜びを味わえるスポーツモデルを多数ラインナップするBMW。2023年2月に発表、導入されたM2はその頂点と言っても良いだろう。ツーリングとクーペのクロスオーバーとなる新種誕生も待ち遠しい。(Motor Magazine2023年9月号より) 【写真はこちら】ご先祖様は02シューティングブレイク?優雅さがあり、豪華で、スポーティさも兼ね備えている(全10枚) いまBMWで一番ホットなスポーツモデルと言えば、2世代目に進化したばかりのMだろう。Mで一番コンパクトなモデルになるが、M3、M4と共通のBMW M社が開発したS58B30エンジンを搭載し、本物のハイパフォーマンスカーとして仕上げられている。 パワートレーンだけでなく左右に張り出したタイヤを覆う前後のオーバーフェンダーが、外観からも本格的なサーキット用のマシンであることをアピールしている。 装備もM3/M4に準じ、ハンドルの赤いM1、M22ボタンでエンジン、サスペンション、ハンドル、ブレーキ、Mデファレンシャルの設定などプリセットしたものを呼び出すことができる。 8速ATの2ペダルドライブもいいのだが、6速MTも選べるところがマニアの心を掴む。単に加速だけならATの方が速いが、このクラスで唯一の後輪駆動とMTという貴重な組み合わせで、自分で操る歓びを永く楽しんでもらいたい。
軽量化に加えて、エンジンも51psパワーアップ
限定モデルとして、M3セダンには世界限定1500台、日本市場へは30台の割り当てで抽選販売されるM3CSも登場した。 先に限定販売されたM4CLSは徹底した軽量化で1630kgまでダイエットしたが、M3CSはM33コンペティションM xドライブをベースに20㎏ 軽量化された1840kg、エンジンは41㎰ のパワーアップで551ps になったモデルだ。車重はそこそこあるが4WDDのおかげで0→100km /h加速は3.4秒と俊足だ。 M3CSは残念ながらすでに抽選販売も終わり、当選者はデリバリーを待っている段階だ。 ■BMW M2主要諸元 ●全長×全幅×全高:4580×1885×1410mm ●ホイールベース:2745mm ●車両重量:1710/1730kg ●エンジン:直6DOHCツインターボ ●総排気量:2992cc ●最高出力:338kW(460ps)/6250pm ●最大トルク:550Nm/2650-5870rpm ●トランスミッション:6速MT/8速AT ●駆動方式:FR ■BMW M3 CS主要諸元 ●全長×全幅×全高:4795×1918×1444mm ●ホイールベース:2857mm ●車両重量:1840kg ●エンジン:直6DOHCツインターボ ●総排気量:2993cc ●最高出力:405kW(551ps)/6250pm ●最大トルク:650Nm/2750-5950rpm ●トランスミッション:6速MT ●駆動方式:4WD