[全日本トライアル選手権] 藤波貴久×RTLエレクトリックがスポット参戦全勝! 3連勝で電動車のポテンシャル示す
City Trial Japan 2024 in OSAKA 大会
2022年から全日本格式になったシティトライアルは、シーズン最終戦(第8戦)「City Trial Japan 2024 in OSAKA」として11月3日に開催された。負傷で出場できなかった野崎史高選手(ヤマハ)を除く9人で争われ、4つのセクションを往路/復路で攻略。計8セクションにトライし、上位6名はさらに2セクションを往復するファイナルに進出するシステムだ。 フジガスはランキング8位からの出走で、走行順は3番目。タイバルの手のうちが見えない段階のトライながら、往路の4セクションを減点1点で通過し、この後に減点2点で複数の有力選手が続く。同じくフジガスは復路でも減点1点のみとし、これに小川選手と氏川選手が6点差で続く。 そしてファイナルでは、小川選手/黒山選手がオールクリーン(減点0)とし、1回でも足を着けばタイトルを逃すという緊張感を制した小川選手が前人未到の12連覇/14度目のチャンピオン獲得を決めた。 そして、これに続くフジガスもオールクリーン。全8戦のうちスポット出場した3戦で全勝という、RTLエレクトリックにとってもこれ以上ない戦績で締めくくった。
#27 藤波貴久選手(Team HRC)のコメント
「選手としてトライアル世界選手権に出場していた時代、Repsol Honda Teamの監督としてトニー・ボウ選手やガブリエル・マルセリ選手を後押しする最近の活動と、それぞれ異なる難しさがありますが、今回の3大会は絶対に勝たなければいけない戦いで、今までにない緊張感でした。3戦目でしたが、今回は今回でやはり難しい戦いとなりました。序盤に1点の減点を受けた時点で、今日は勝てないかなという思いもありました。ファイナルまで5点差をつけることができていましたが、5点差はこちらの1回の減点5点で逆転を許す点差ですから、やはり緊張を解くことはできないまま、最後までトライを続けました。なんとか勝てて3戦全勝です。Hondaさんの期待や開発陣の労に報いることができて、本当によかったです。このスタッフでなければ、今日の結果は得られなかったと思います。そして、もうかなわないと思っていた日本のファンの前でのトライが実現できたというのは、これもたいへんありがたいことでした。最後のフジガス、ありがとうございました」