AI関連トークン下落──アップルのAI計画、市場の期待を満たさず
AI(人工知能)関連の暗号資産(仮想通貨)は6月10日、アップルが年次の開発者向けイベントでトレーダーを刺激できなかったことを受けて下落した。 レンダー(Render:RNDR)、Fetch.ai(FET)、SingularityNET(AGIX)は過去24時間で3%~5%下落、Bittensor(TAO)は約6%下落した。 AI関連のユーティリティを持つ銘柄を含むCoinDesk Computing Indexは、パフォーマンスの悪いセクターとなり、時価総額は24時間で2.5%減少、広範な暗号資産市場の指標であるCoinDesk 20 Index(CD)を下回った。 下落は、10日開催された「Apple Worldwide Developers Conference(WWDC2024)」で、アップルがAI計画を発表し、自社製品にAIを取り込んでいくことへの期待が高まっていたなかで起きた。アップルは10日、iPhone、Macなどの製品向けのAI機能「Apple Intelligence」を発表。サム・アルトマン(Sam Altman)氏率いるOpenAIとの提携により、AppleソフトウェアにChatGPTを統合すると発表した。 だが株価は、主要株価指数がわずかに上昇したにもかかわらず、約2%下落となった。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:WWDCの基調講演(キャプチャ)|原文:AI-Linked Crypto Tokens Underperform as Apple's Event Fails to Impress Traders
CoinDesk Japan 編集部