【カルディコーヒーファーム】で選ぶ、夏飲みワインをソムリエの田邉公一さんがセレクト
気軽なうち飲みや、ちょっとした手土産を買ったりするのに大活躍のカルディコーヒーファーム。コスパ抜群のワインが充実するワインコーナーは常に新しさがあり、そのラインナップはワイン通をも唸らせるもの! 今回のうち飲み向上委員会ではソムリエの田邉公一さんと一緒に、暑い日に飲むと特においしい厳選ワインをナビゲート。 【写真】カルディでソムリエが選んだ、おすすめワインをもっと見る ライターYOKOMIZO(以下Z)。寒い冬と蒸し暑い夏では、飲みたいワインの味わいも変わるというもの。今日は田邉さんに、今の季節に合うおすすめワインを教えていただきたいと思います! 田邉公一さん(以下T)新商品が続々と登場するカルディコーヒーファーム(以下カルディ)はコスパの良さだけでなく、トレンドやレアな商品をいち早くキャッチしているのがすごい! 今回も新しい発見があったので、お楽しみに。 エディターAKIYAMA(以下A)おつまみまで一緒に購入できるのが、カルディの便利なところ。おすすめペアリングもチェックして!
ハイソな気分に浸れる山ロゼ「アンリ・エーラール ロゼ レゼルヴ エスティヴァル」
T こちらは新登場のロゼワイン、カルディで見つけた時はテンションが上がりましたね! ドイツとの国境沿いにある、フランス・アルザス地方が産地です。 Z フランスのロゼといえば南フランス、アルザスにロゼという印象はなかったので、新鮮です。こんなところにポツンとロゼワインがあった~! T 南フランスで造られたものを海ロゼとするなら、こちらは山ロゼ。アルザスは白ワインの産地ですから、赤も少ないですけど、ロゼはもっと少ないので非常にレア。最近黒葡萄のピノ・ノワールを特級区画に植えていい葡萄が取れているようなので、それでロゼも出てきたのではと推測します! A 実際に飲んでみていかがでしたか? T 冷涼なアルザスで造られるピノ・ノワールはもっと酸が強めで軽快というイメージを持っていたのですが、果実味があり、甘味と酸味のバランスが非常に良いです。葡萄自体のレベルが上がっているので、期待通りのおいしさでした! カルディ的にはちょっと贅沢な値段かもしれませんが、それでもお買い得といえますね。 A 海ロゼと山ロゼの味わいの違いについても教えてください! T 南フランスはグルナッシュという品種をメインにサンソーなどをブレンドする傾向。海の影響を感じる味わいで、ブラッドオレンジとか塩のニュアンスが特徴的。シーフードに合いそうなドライなワインが多いですね。一方で内陸地のアルザスは、ピノ・ノワールの単一ワイン。土っぽい風味や、マッシュルームなどきのこ系の香りも少し入ってくるような感じ。ラズベリーや紅茶っぽいフレーバーがあるでしょう? Z 開放感あふれ、潮風由来のうま味を感じる海ロゼに比べて、山ロゼはスンと端正、ベリー系の甘みがほのかに。サーファーと登山家くらいキャラが違います! A わかるけど、言い方(笑)。海ロゼはシーフードが合いますが、山ロゼはいかがでしょう? T きのこやバターを使った料理が合いますよ。ハムやサラミ、大人気の「生ハム切り落とし」など、保存が利くタイプのお肉の食材と好相性。同じロゼでも、テロワールでペアリングがだいぶ変わりますね!