Z世代は「Z世代マーケティング」が嫌い? 本当にZ世代が求めている“刺さる施策”は【僕と私と調べ】
近年、Z世代をターゲットとしたマーケティング施策で、SNSやインフルエンサーを活用する手法が多用されている。僕と私とは、「Z世代向けのマーケティング施策」に関する調査結果を発表した。全国のZ世代(15~27歳)男女500人が回答している。
Z世代向けの施策「年齢や世代でイメージ固定されること」に抵抗感
まず「自分たちZ世代に向けられた施策に出会ったことがあるか」を聞くと、「遭遇したことがある」は19.6%(98人)とほぼ2割。その98人は「Z世代向けの施策に対する印象」について、「特に気にならなかった」68.6%が最多だが、「好きではない、違和感を覚える」18.2%がそれに続き、「共感できた、好きだと思った」13.2%を上回った。
あらためて全体に「Z世代向けの施策に対する不満」を聞くと、「年齢や世代で固定されたイメージが強化されてしまうから」57.3%が半数を超え最多。「Z世代というラベルが押し付けられている気がするから」35.4%、「トレンドに乗っただけで、実際には深く理解されていないと感じるから」30.2%という意見も多い。
そこで「自分たちとは違う世代が語るZ世代」についてどう思うかを聞くと、「はい、頻繁に違和感を感じる」19.0%、「時々違和感を感じる」36.4%と、合わせた55.4%の過半数が違和感を感じていた。一方「自分たちと同年代が語るZ世代」では39.2%にとどまる。
最後に「自分たちZ世代向けの施策・サービスに期待すること」を聞くと、「自分の興味や好みにあわせたもの」37.6%、「トレンドに左右されない持続的な価値を提供するもの」22.8%、「Z世代という括りを意識しないで、個々の多様性や価値観に配慮した施策」22.0%が上位だった。Z世代だけでなくどの世代にも共通して通じるマーケティング施策のほうが好まれていることがわかる。
調査概要
・【調査対象】全国のZ世代(15~27歳)男女 ・【調査方法】インターネットを利用したアンケート ・【調査時期】2024年9月27日~29日 ・【有効回答数】500人