近所にスーパーが2つあるのですが同じ食品でも「値段」が全然違います。スーパーの価格設定って「原価何%」くらいなのでしょうか?
出典:一般社団法人全国スーパーマーケット協会「2023年スーパーマーケット年次統計調査」を基に筆者作成
出典:一般社団法人全国スーパーマーケット協会「2023年スーパーマーケット年次統計調査」を基に筆者作成 表2と表3から、店舗数が多いあるいは大規模な店舗ほど目標利益率が低い傾向にあることが分かります。つまり、全国展開しているスーパーマーケットや店内が広いところほど、商品の値段が安くなりやすいということです。
スーパーマーケットは店舗によって強みが違う
今回参照した調査結果から、スーパーマーケットの商品の原価率は全国平均でおよそ62.2%~80.2%と推測できますが、店舗によって原価率のバランスを取っています。 例えば、水産は高いが野菜は安い、一般食品は標準的だが生鮮類全般が安いといったスーパーマーケットを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。 店舗や企業によって販売のコンセプトや仕入れの強みが異なるため、お得に買い物をするにはさまざまな店舗へ行き、相場観を養うことが大切といえます。相場が分かりづらいときは、比較的利益率が低いとされる大手スーパーマーケットに行くのもよいでしょう。 出典 一般社団法人全国スーパーマーケット協会 2023年 スーパーマーケット年次統計調査報告書 I.2023年 調査結果 2.レジ・売場・センター 3 商品カテゴリー別目標とする利益率(19ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部