「パーが簡単に取れそう」と思ったら大間違い! 短いパー3に潜む油断大敵な落とし穴とは?
グリーンの左に危険がないか必ずチェック
写真のような景色のパー3は、ピン右のバンカーが真っ先に目に入ると思います。ですが、実は視覚的なワナと考えるべきです。あのバンカーに入れたくないという心理が、グリーン内側にまで入り込んでいる左サイドの池へのミスを誘発しているのです。
グリーン奥の景色が抜けているとピンが近く見え、森が茂っているほどピンが遠くに見える傾向があります。カートのモニター表示やティーイングエリアのヤーデージ表示板を確認するのはもちろん、グリーンの奥に何があるのか、手前のグリーンエッジまで何ヤードなのかを頭に入れてから番手を選びましょう。 知らないまま打ってしまうよりも、ワナにハマるリスクは少なくなります。 簡単なパー3だからこそ大叩きしてしまうとショックが大きく、その後のプレーに悪影響を及ぼしてしまいがちです。油断せずに、距離の短いパー3のティーショットを慎重に行なってください。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
猿場トール