「これってどうなの?」冷凍保存についてみんなのギモン。おいしく食べるための冷凍・解凍の基本を徹底解説
「冷凍に向いている食材と向かない食材はあります」冷凍保存の基本とは!?
ここでは、冷凍した食材をおいしく食べるための冷凍と解凍の基本について、冷凍子ママに教えてもらいました。 「冷凍に向いている食材、向かない食材は、確かにあります。 向かない野菜の代表的なものは、解凍するとドロドロに溶けてしまうレタスやスプラウト、ベビーリーフなどサラダにする野菜です。サラダやタルタルソースに活躍するゆで卵も黄身は大丈夫ですが、白身はゴムのような食感になるのでおすすめできません。 調味料は、マヨネーズが冷凍に向かない代表です。冷凍すると油分と分離してしまい、食材が油っぽくなってしまうからです。ポテトサラダやマカロニサラダを冷凍する場合は、冷凍できる具材のみを冷凍・解凍してから、マヨネーズで和えたほうがおいしく食べていただけます。 また、食材によっては、下茹でしてから冷凍したほうがいい食材があります。繊維が多いごほうやにんじん、大根、じゃがいもなどの根菜類は、固めに下茹してから冷凍した方が食感はいいです。 根菜類は、かなり細い千切りや薄切りであればいいのですが、ミックスベジタブルのようなサイコロサイズでも、そのまま冷凍すると繊維質を感じる仕上がりになるので注意しましょう。 おでんやポトフなどの大根は生のまま冷凍してから煮込むと味がよくしみこむと言われていますが、とろっとした仕上がりにするには、下茹でしたほうがいいですね。 冷凍した肉や魚を長持ちさせるには、調味料が素材をコーティングしてくれる下味冷凍がおすすめです。食材をおいしく食べるには、下味冷凍で3、4週間、そのまま冷凍の場合は2、3週間が目安です。とはいえ、そのまま冷凍は何を作るか決まっていない時に便利なので、どちらが便利かは調理方法によって変わります。 魚やお肉などを冷凍するときは、購入したパックから取り出し、ドリップを拭いてからラップに包んで冷凍保存用の袋に入れて保存しましょう。 野菜やきのこは基本的に解凍せずに凍ったまま調理します。肉や魚は、冷蔵庫で解凍するか、冷凍用保存袋に入れたまま5分ほど水にさらして半解凍し、調理するほうが美味しく食べられます。この時に素早く半解凍状態にするために、食材をなるべく平らな状態で冷凍しておくと使い勝手が格段に上がりますよ!」(冷凍子ママさん)