事実上、この一発で勝負は決していた（©RISE）

「RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA」（6月15日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第一競技場）でRISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメント王者の田丸辰（TRY HARD GYM）が対日本人無敗の韓国の強豪ジョン・ヒョヌ（BAEKRYEONCHAI）に1R35秒で秒殺KO勝ちを収め、RISE世界バンタム級王者の志朗（BeWELLキックボクシングジム）との再戦をアピールした。 　試合は1R開始から圧をかけて前に出るヒョヌをいなした田丸がサウスポーからの三日月蹴りをボディーに突き立てる。これで動きが止まったヒョヌに田丸は左ストレートからヒザ蹴りを顔面に。ヒョヌは体をくの字に曲げてダウン。そのままうずくまったまま立ち上がれず、田丸が秒殺KO勝ちを収めた。

勝ち名乗りを受ける田丸（©RISE）

　田丸は試合後のマイクで「ジョン・ヒョヌ選手はめちゃくちゃ強いのは分かっていたので自分も仕上げました。3月、ノーコンテストになってしまって、メインイベントとしてふがいない結果だったんですが、これでいったんチャラにさせてください。いつも応援してくださっている方には感謝したいんですが、いい加減、僕のことを認めてくれない方も認めてくれてもいいんじゃないかと思うんですがどうですか？　まあ、とはいえ3月、志朗選手とノーコンテストになってしまったので白黒つけたいと思っているので、9月、メインでやりましょう。お願いします。最高の試合をしましょう」と9月8日に開催される「RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA」（神奈川・横浜BUNTAI）での再戦をアピールした。 　田丸と志朗は今年3月の「RISE ELDORADO 2024」で志朗の持つ王座をかけて対戦するも、偶然のバッティングで志朗が試合続行不可能となり無効試合となっていた。