＜BL東京・神戸＞後半、BL東京・ナイカブラが山下楽のタックルを受けながらもトライ（撮影・篠原岳夫）

　◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第3節　BL東京32―26神戸（2025年1月5日　東京・味の素スタジアム） 　昨季王者のBL東京は神戸を32―26で下し、開幕3連勝を飾った。日本代表のWTBジョネ・ナイカブラは後半に2トライを挙げて貢献。いずれもリーグ屈指のスピードを生かして相手タックラーを振り切り、30歳は「若い選手に置いていかれないように、必死に走っているおかげかな（笑い）」と語った。 　23年のW杯で活躍し、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ（HC）体制となった昨年も招集を受けた。同HCからはフィットネスを上げるように指示を受けているといい、「意識している。ランニングメニューのエキストラ（個人練習）をしているよ」と打ち明ける。昨季チームは優勝も、ナイカブラ自身はシーズン中盤にケガで2カ月あまり離脱。「ケガをせずに1試合1試合ベストを尽くしたい」と今季の目標を掲げた。 　フィジーからニュージーランドの高校を経て、14年に摂南大入学のために来日。今年で11度目の正月を日本で迎えたことになるが、「特別なことはしていない。クリスマスも正月も練習をするだけだった（笑い）」とラグビー漬けの年末年始だったことを明かした。