元日本代表、45歳の稲本潤一が現役引退…黄金世代の1人「28年間やってきて、やり切った」
サッカー元日本代表で、南葛SC(関東1部リーグ)に所属するMF稲本潤一(45)が4日、東京都内で記者会見を開き、今季限りでの現役引退を発表した。稲本は「すごく楽しかった。28年間やってきて、やり切ったという感じがしている」とすがすがしい表情で語った。 G大阪下部組織からトップチームに昇格した稲本は1997年に当時最年少の17歳6カ月でJリーグ初出場。17歳7カ月でJリーグ初得点を挙げ、注目された。 2001年にイングランド・プレミアリーグのアーセナルへ電撃移籍。フラムなどを渡り歩き、トルコ1部のガラタサライ、ドイツ1部のフランクフルトなど欧州のトップクラブで活躍した。 2010年に日本復帰後は川崎、札幌、相模原でプレーし、22年からは人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者、高橋陽一氏が代表を務める南葛SCに所属していた。 W杯には2002年日韓共催大会から3大会連続出場。日本代表通算82試合出場、5得点。 小野伸二さん、高原直泰さんら1979年生まれの「黄金世代」の1人。稲本は「彼らがいたから、これだけ長くできたと思う」と感謝していた。
中日スポーツ