柏時代の細貝〔写真は2017年〕 (C)J.LEAGUE

【国内サッカー 最新ニュース】柏レイソルは10月23日、2017-2018シーズンに同クラブに在籍した元日本代表MF細貝萌（ザスパ群馬）が2024シーズン限りで現役引退する件についてクラブ公式X上で声明を発表した。 柏が、現役生活に終止符を打つことを決断した細貝にエールを送った。 群馬は10月23日、細貝が2024シーズン限りで現役引退することをクラブ公式サイト上で発表した。1986年6月10日生まれの細貝は、現在38歳。群馬県前橋市出身で、前橋育英高等学校卒業後の2005年、前年に特別指定選手として加入していた浦和レッズに正式入団した。同クラブではJ1リーグ優勝1回（2006年）、天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝2回（2005年、2006年）、FUJI XEROX SUPER CUP優勝1回（2006年）、AFCチャンピオンズリーグ優勝1回（2007年）を経験した。 2011年1月には、レヴァークーゼンに完全移籍して海外挑戦をスタート。以降はアウクスブルク（ローン移籍）、ヘルタ・ベルリン、シュトゥットガルトといったドイツのクラブの他に、トルコのブルサスポル（ローン移籍）やタイのブリーラム・ユナイテッド、バンコク・ユナイテッド（ローン移籍含む）でもプレーし、2021年9月に地元クラブの群馬に加入した。現役生活の中で、細貝はJリーグ通算156試合に出場して6ゴール7アシストをマーク。ブンデスリーガ（ドイツ1部リーグ）では通算102試合に出場して3ゴール3アシストをマークしている。 また、細貝は日本代表としても活躍。AFCアジアカップ2011では、アルベルト・ザッケローニ監督の下で優勝を経験している。 今回、柏は群馬のクラブ公式Xが発信した細貝の現役引退に関する投稿を引用し、次のようなメッセージを綴った。 「2017年18年と柏レイソルに在籍した、#ザスパ群馬 の #細貝萌 選手が今季限りで引退されることになりました。小さな頃からレイソルが好きだったと公言し、実際にイエローのユニフォームを着て、レイソルのために戦ってくれました。大きな病気を乗り越えて、ラストは故郷群馬で20年間の集大成を！ハジ、長年お疲れ様でした。 #柏レイソル #NoREYSOLNoLIFE」 細貝は、2017年～2018年にかけて柏に在籍。幼少期には同じ群馬県出身でかつて柏に所属していた大野敏隆氏に憧れており、小学生の頃から柏に入団することを夢見ていた。“夢のクラブ”に在籍した期間は決して長くなかったが、育まれた絆は今もしっかりと繋がっているようだ。