【ウインターカップ速報】京都精華学園が4年連続準決勝進出、鵬学園は最後まで粘ったが逆転ならず[高校バスケ]
女王・京都精華学園が接戦を制す
12月26日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」女子準々決勝で、インターハイ、U18日清食品トップリーグを制して2年連続3冠を狙う京都精華学園(京都①)と北信越女王の鵬学園(石川①)が対戦。1Q10点差を付けた京都精華学園が主導権を握ったが、鵬学園は2Q終盤から巻き返し。3Qには一度逆転もしたが、京都精華学園が僅差リードを守って65-62で逃げ切り、4年連続となる準決勝進出を決めた。 【表】ウインターカップ2024女子トーナメントをチェック 鵬学園はNo.8ヌドゥブエゼ・オニニエチ・グレイスが今大会21.3得点、16.0リバウンド、2年生ガードのNo.9山本弥音が20得点のアベレージと好調。インターハイでは創部初のベスト8となったが、準々決勝で敗れた相手が京都精華学園。鵬学園にとってはリベンジのチャンスとなった。 先取点はその鵬学園は開始直後に、No.8グレイスがバスケットカウント。しかし、京都精華学園はNo.18アイシャットの高さを生かしつつ、ピックを使って積極的にドライブ。ファウルをもらってフリースローを決めると、No.5橋本芽依が3Pシュートを打ち抜いて開始7分で9-2とした。No.8グレイスがファウルトラブルでベンチに下がった鵬学園は約4分半、得点がなかったが、中盤にNo.7朝倉乃愛が3Pシュートを決めるとオフェンスが活性化。No.5山田真緒、No.12平山桃歌、No.9山本が得点し、点差を詰めたが、No.4林咲良やNo.13満生小珀がドライブから得点につなげた京都精華学園の20-10で1Qを終えた。 鵬学園は2Q、コートに戻ったNo.8グレイスがリバウンドを頑張ると、No.4下地李采の連続3Pシュート、No.9山本のフリースローで得点を伸ばす。しかし、京都精華学園はNo.15ンガルラ・ムクナ・リヤがインサイドで得点源となってリードをキープした。クォーター終盤、鵬学園はNo.9山本のパスからNo.4下地がクォーター3本目の3Pシュートを射抜くと、No.7朝倉、No.13鷲尾虹美も続き、最後はNo.④下地がレイアップを成功。32-37と迫ってハーフタイムを迎えた。前半、京都精華学園はリバウンドで35-15と圧倒。それでも14本とターンオーバーが増えて鵬学園(TO6本)につながった。 3Q開始直後、鵬学園はNo.4下地の2Pシュート、No.5山田の3Pシュートを立て続けに決めて追いつくと、No.4下地がドライブから決めて39-37と逆転。ここからは互いに決め合う見応えある展開になる。終盤まで1ポゼッション差以内での攻防が続く。京都精華学園はクォーターラストプレーでNo.13満生が3ポイントプレーを成功。50-46として3Qを終えた。 4Qに入っても、京都精華学園の僅差リードで激しい攻防が続いた。鵬学園は残り6分にNo.9山本のレイアップで3点差にするが、京都精華学園はすぐにNo.13満生がミドルから決め返すなど、5点差がなかなか縮まらないまま残り5分を切った。鵬学園はトランジションから速い攻めに転じるが、これが決まらず。すると京都精華学園はキャプテンのNo.4林が3Pシュート、2Pシュートと連続得点し、9点差までリードを広げた。 ここで奮闘を見せたのが鵬学園のキャプテンNo.4下地。速い展開から連続得点をあげて残り3分で59-65と6点差とした。さらに残り42秒には、No.9山本が右ウイングから思い切りよく放った3Pシュートが決まって4点差に。残り7秒、鵬学園がボールを奪うとNo.9山本がトップから3Pシュートを放つ。シュート後に転倒したこともあって、ファウルがあったかに見えたが、これがコールされることはなかった。最後、同点を狙ってNo.4下地が放った3Pシュートも決まらず。京都精華学園が65-62で辛くも逃げ切った。 京都精華学園はNo.18アイシャットが16得点、13リバウンドでチームトップの活躍を見せ、No.5橋本とNo.13満生がそれぞれ12得点をマーク。鵬学園はNo.4下地が24得点、No.9山本が15得点とけん引したが、わずかに届かなかった。