養鶏業者「感染を100%防ぐ手立てはない」高病原性鳥インフルエンザの感染リスク高まり 富山県内でも緊急消毒実施へ
高病原性鳥インフルエンザの感染リスクが高まっているとして富山県は、11月5日から県内全ての養鶏場で緊急消毒を実施します。飼育されているニワトリは77万羽に上り、養鶏業者からは「感染を100%防ぐ手立てはない」と流行を懸念する声が上がっています。 【写真を見る】養鶏業者「感染を100%防ぐ手立てはない」高病原性鳥インフルエンザの感染リスク高まり 富山県内でも緊急消毒実施へ 高病原性鳥インフルエンザが各地の養鶏場で相次いでいることを受け富山県は、11月5日から県内すべての養鶏場21か所で緊急消毒を行うことを決めました。飼育されているニワトリは77万2000羽に上り、消毒用の消石灰21トンを生産者に配布します。 農林水産省によりますと今シーズンは今月17日に北海道の養鶏場で国内1例目が確認されてから26日までにおよそ5万7000羽のトリが殺処分されていて環境省では全国の対応レベルを最高レベルに引き上げ監視を強化しています。 6万羽以上のニワトリを飼育する高岡市の養鶏業者は「緊張感が高まっている」と話しました。 仁光園 島哲哉社長「家きんでこれくらいのスピードで出るのは例がない」「カラスにすごく注意しないといけない。人慣れしたものが鶏舎に入ったりとかするので。そういうものが入らないように」 仁光園では、ネットの補修や鶏舎を出入りする際に長靴を履き替えるなどウイルスを持ち込まないよう細心の注意を払って対策をしていますが…。 仁光園 島哲哉社長「抜本的な、これという、100%防ぐ方法は正直ないといいますか。目に見えないものですので。もうできることを一生懸命やるしかないのかな」
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