「選手権に入る前は本当に負ける気がしない、そんなチームになっていた」高校選手権を沸かせたドリブラー古川陽介が静岡学園時代を語る
先輩一人ひとりのタレントが自分の憧れだった
――静岡学園はOBや先輩でもすごい選手が沢山いますが、そういう影響はありましたか。 ありました。入る前から大島僚太さん(川崎フロンターレ)とかのプレーは知っていましたし、天才と言われているような選手のプレーを間近で見ていました。自分が入ったあと、やっぱり高校3年生のトップチームを見ていたときに先輩たちにオーラがあって、一人ひとりのタレントが自分の憧れでした。 ――いまは逆に在校生から憧れられる存在です。 自分をきっかけにしてサッカーを始めたり、(静岡)学園に入ったりする選手が増えているならうれしいですね。いまは自分たちの代のサッカーを見て入ってきていると思うと、ちょっと感慨深いものもあります。 ――あの代の仲間たちはやっぱり特別な存在ですか? あれだけ毎日真剣に向き合ってやってきて、一緒に悔しい思いをした仲間なので、かけがえのない存在だと思います。応援も行けたら行きたいですね。やっぱり気になりますよ。高円宮杯プレミアリーグのハイライトとかも観ています。 ――あらためて静岡学園の魅力とは? やっぱり個人技のところで相手を圧倒して試合を制圧していくところ。予想だにしないプレーを見せて、見ていて驚かせるようなプレーをするのが魅力ですね。 ――それは古川陽介のプレーでもありますね? そうですね。常に見ている人を釘付けにするような、そんなサッカーが魅力だと思います。 ――そんな古川選手がスパイクを選ぶときにまず考えることは何でしょうか。 やっぱりフィット感と軽さですね。あとはタッチの感覚もすごく考えます。足に違和感のあるスパイクは履けないですね。そこは昔から気になる部分です。 ――子どもの頃は見た目とか重視で選びがちですけども。 父がスパイク好きでマニアだったんですよ。「アシックスのスパイクは足に合いやすいぞ」と教えてもらっていました。いろいろなアシックスのスパイクを昔から履いていて、お気に入りも多かったです。 ――今プレーするヨーロッパは日本と芝や土の質が違うので、そこでスパイクを悩む選手も多いですよね。 向こうは少し地面が緩いんですよね。だからミックスを履くなど、グラウンドによっていろいろと変えています。(芝の違いは)やっぱり意識しています。 ―――新モデルDS LIGHT X-FLY PRO 3は、アッパーに「SILKYWRAP(シルキーラップ)」という新素材が使われています。感触はどうですか? やわらかい人工皮革の素材がすごく良いです。天然皮革だと蒸れたときとか、芝生が濡れているときにちょっとだけ違和感があることもあったので、そういうのも新しいスパイクに変わってどう変化していくかが気になります。 ――あらためてオススメポイントは? より素足に近い感覚でプレーしたい選手、自分の体をうまく使いたい選手にオススメできますね。フィット感はもちろん、履き心地が良いですから。ボールタッチもすごくやりやすい構造になっていると思います。