48歳の中日・山本昌 本人に聞いた31年目の挑戦
■10勝達成なら6年ぶりの快挙 山本昌の2桁勝利は、2008年まで遡らねばならない(11勝7敗)。だが、阪神の007が見立てたように、まったく衰えが見えないのだから、6年ぶりの2桁勝利を奪っても不思議ではない。投げるたびに最年長記録の更新を続けるレジェンドサウスポー。48歳の人間が、さらに理想を追い求めるプロセスを見ているだけでも楽しい。 (文責・本郷陽一/論スポ、アスリートジャーナル) ■山本昌(ヤマモト・マサ) 1965年8月11日生まれ。神奈川県出身。日大藤沢からドラフト5位で中日に入団。主なタイトルは最優秀防御率(1993年)、最多勝(1993、1994、1997年)、最多奪三振(1997年)、沢村賞(1994年)、ベストナイン(1994、1997年)。通算576試合218勝164敗。身長186cm、体重87kg。