【プレビュー】開幕3連勝を目指す甲府が、今季初勝利を狙う栃木SCを迎え撃つ| Jリーグ
【Jリーグ・プレビュー】明治安田J2リーグは3月9日から10日にかけて第3節が開催。JITリサイクルインクスタジアムでは、ヴァンフォーレ甲府と栃木SCが対戦する。
開幕から2試合を終え、2連勝と2連敗。順位表の一番上と一番下に位置するチームが、第3節で顔を合わせる。 ホームの甲府は、Jリーグの開幕前に行われたAFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16の戦いでは韓国の蔚山現代に敗れ悔しさを味わったが、しっかりと切り替え、J2リーグでは好発進を切った。 開幕戦ではアウェイゲームながら、徳島ヴォルティスを5-1で一蹴し、続く第2節もアウェイで水戸ホーリーホックに2-1で勝利。アウェイ2連戦でこれ以上ない結果を手にして、ホーム開幕戦につなげた。 この2試合を振り返っても先制点を取れていることは大きく、宮崎純真とエドゥアルド・マンシャは2試合連続ゴール中。複数得点を奪い、最少失点に抑える理想的なゲーム展開を披露している。 3連勝へ、ポイントの1つに挙げられるのはやはり先制点だろう。栃木が開幕から失点がかさんでいることを考えても、早い時間帯にスコアを動かしゲームを優位に進めたいところである。 アウェイの栃木は、ファジアーノ岡山との開幕戦を0-3で落とすと、前節のモンテディオ山形戦も1-3で敗戦。2試合連続の3失点で連敗スタートとなってしまった。 2試合のスコアにも表れているとおり、喫緊の課題が守備面にあるのは明白で修正は急務。ピーター・ウタカをはじめ、アダイウトンやファビアン・ゴンザレスなど強烈な外国籍アタッカーがいる甲府に対しては、なおさら、立て直しが必要だ。 開幕戦は前半のうちに先制点を奪われると後半に突き放され、前節は開始早々に先制に成功するも、前半のうちに逆転を許した。前半45分間の試合運びは重要。0-0など、タイスコアで折り返せれば、後半の戦い方も変わってくるはずである。田中誠新監督が、どのような修正を図ってきたか注目したい。 連勝と連敗の激突。首位のヴァンフォーレ甲府が3連勝を飾るか、最下位の栃木SCが初勝利をつかむか、楽しみな90分となる。