学校休業を延長 埼玉・大野知事が会見(全文1)感染状況ふまえ5月31日まで
YouTubeの学習支援だけで十分か
朝日新聞:すいません、幹事社の朝日新聞です。幹事社質問をさせていただきます。学校の休校対策、休校期間中の支援ですけれども、今お話しされていたように県立高校はYouTubeで学習支援を実施するということですが、それだけで休業期間中の教育、学習支援については十分だとお考えかなと。 大野:いいですか、じゃあ。県といたしましては、まずは新型コロナ感染症対策に対して取り組む必要があることから、3つの密を避ける必要があり、やはり学校の休業については致し方ないという判断であります。従いまして学業にとって十分かと言われれば、正直これはご家族も含めて大きな不安が残るところだと思います。そこで可能な手段としてオンラインでのこういった提供、それから、先ほどテレビを通じたものもありました。また、夏休みの短縮。さらには個別の指導、こういったことを活用していただくという形で今回、教育委員会で取りまとめをしていただいたものと思います。もし、もうちょっと詳細が必要なら、局長から。
追加の支援策は検討中か
朝日新聞:すいません、あともう1つ。今こうやって掲げられている支援策なんですけども、それ以外にも追加が必要だったりとか、そういったところはお考えになっているでしょうか。 大野:昨日、西村大臣に対して対政府要望をさせていただきました。そのときにも申し上げさせていただきましたが、政府のGIGAスクール構想の基準に従うと、実は双方向のインターネットでの授業というものにサーバーの容量上の障害がまだまだあります。そこでやはり、これはほとんどの学校が政府の基準に従って作っていますので、これでは、中期的、長期的な対応にならないことを望んではいますけれども、仮にそうなった場合に、やはりまだまだ問題が数多く残りますので、そこについてはまずは国に対して、こういった基準を作った国に対して要望をさせていただいているところでありますので、やれることはあると思います。 朝日新聞:ありがとうございます。 大野:なんかありますか、付け加えて。いいですか。 高田:ちょっと補足をさせていただきますと、国が進めているGIGAスクール構想というのは小中学生、それから特別支援学校の義務教育段階の子供たち、小学部、中学部の子供たちですが、そこの子供たちに1人1台の端末を配備して、通信環境を整えるということでございます。それがこの事態を受けまして前倒しで、今年度中にすべて整備をするということで話が進んでおりますが、県としても各市町村に対して導入に向けての支援ですとか、あるいは情報提供ですとか、そういうものに積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。 県立の学校につきましては、先ほど知事からお話がございましたとおり、双方向型の授業を全校一斉にとか、あるいは学年全体にやるということについては通信回線の容量でなかなか今、十分な対応ができていないということもございますので、それらは、私、文科省の局長とテレビ会議をしたときには、高校段階についても財政的な支援をお願いしたいということを申し上げましたけれども、それらを含めて一生懸命やりたいというふうに思っております。 大野:どうぞ。 【書き起こし】学校休業を延長を延長 埼玉・大野知事が会見 全文2に続く