大阪・松井市長2020年度予算案発表会見全文(4)「基本的に吉村市政の継承」
大阪・松井市長2020年度予算案発表会見全文(4)「基本的に吉村市政の継承」
次に府市連携についてです。大学統合については令和4年4月の新大学開学に向け、準備を進めます。また大阪湾諸港の一元管理については本年10月に大阪港湾局の府市共同設置を目指します。そのほか高校、病院、水道、消防についても目指す姿に進めてまいります。 【中継録画】報道陣の質問に答える大阪市の松井一郎市長(2020年2月13日)
副首都・大阪の確立に向けた取り組みの推進について
最後に副首都・大阪の確立に向けた取り組みの推進についてです。特別区制度いわゆる都構想は、大阪の将来にわたる持続的な成長・発展の基盤となるもので、大阪が東京と並ぶ二極体制の一極となるためには、今の制度を改めていく必要があります。 大都市制度特別区設置協議会において協定書がとりまとめられ、府市両議会で議決をされれば住民投票により市民のみなさんに判断していただくことになります。みなさんにしっかり判断いただくためにも、特別区制度いわゆる都構想の内容や情勢を丁寧に伝えていきます。私からは以上です。
質疑応答「松井市政としてより強く打ち出すものというものは」
━━冒頭おっしゃられたように基礎自治体の長としては初めての当初予算になると思いますけども、吉村さんの市政から変更するもの、あるいは松井市政としてより強く打ち出すものというものがあればですね、その意義を含めて教えていただければと思います。 松井:基本的に吉村市政の継承ですからね、大きく変更することはありません。今回の予算はひと言で言うと大阪の成長と子どもを守る、そういう充実予算。知事時代から一貫して考えているのが、大阪を持続的に成長させ、世界に通用する都市にしたいということです。大阪の成長を実現させることで財源を生み出し、市民サービスの拡充をしたいと思っております。これは公約でありました児童虐待と子育て、こういう教育施策については充実をさせました。具体的には大阪の成長、2025年の万博を成功させる。そのためのインフラ整備について着実に進めていく。またIRについても早期実現に向け取り組んでいくと。そのほか、スマートシティや大学のキャンパス整備など、府市一体で進めてまいります。市民のサービスの拡充としては、先ほど申し上げた虐待に力を入れてるほか、様々な市民のみなさんの子育て満足度アップ、こういうところに取り組んでいかなければならないと、こう思っているところです。