「綺麗に洗車したのですが、なぜか白いスジが残ります。どうしたら良いのですか?」 窓ガラスは“水道水で拭かない方”がイイ!? もっと大切なコトがあった! 正しい方法とは
洗車後に現れる白いスジ、犯人は?
窓ガラスに付いた手垢や皮脂汚れ、水垢などを落とすために洗車を行いますが、洗った直後なのに白いスジが残っていたりします。 汚れを残すことなく窓ガラスを完璧に綺麗にするためにはどうすれば良いのでしょうか。もしかしたら、その原因は実は内側にあるかもしれません。 【画像】「えっ…!」これが「洗車機で洗っちゃダメ」なクルマです! 画像を見る(26枚)
クルマをいくら洗車しても窓の汚れが取れない場合がありますが、よく見ると、その原因は内側にあるのかもしれません。 クルマの内側も、ドアを開ける際に窓を思わず触ってしまったりすることで手垢や油などが付着します。 他にも窓ガラスを触らなくても、大気中のほこりやチリ、食べカスなどがゆっくりと付着し、窓ガラスを曇らせていくのです。 そこで曇りを取ろうと内側の窓を洗うと、今度は白いスジのようなものが現れたりします。 この正体は水道水内に含まれているカルキやミネラルといった不純物が結晶化したものです。 拭き残しにより窓に付着したものの水が乾燥することで残った成分が浮かび上がってくるというわけです。 その結果、洗車したのにも関わらず洗車前より汚れが目立っているという奇妙な状況に陥ることもあります。 ではどのように洗車すれば、クルマを綺麗な状態で保つことが可能なのでしょうか。 対策のうちの一つに精製水や純水を使用するという方法があります。 精製水とはドラックストアや薬局などで販売している、蒸留や濾過という過程を通してミネラルやカルキといった不純物を取り除き純度を高めた水のことです 一般的にはコンタクトの洗浄や加湿器に使用する水として利用されます。 先ほども述べたとおり、精製水には不純物がほとんど含まれていないため、拭き残しがあった場合でも白いスジなどが残ることはありません。 精製水の利用についてカー用品店の担当者は次のように語ります。 「確かに精製水を利用すればより綺麗に仕上げることはできますが、基本的には精製水を使用しなくても十分窓を綺麗にすることは可能です。 しかし、白いスジが残る一番の原因は水道水を使用したことではなく、乾拭きが足りないということが原因です」 続いて、正しいクルマの窓ガラスの清掃の仕方について前出の担当者は以下のように話しました。 「内側の窓を洗浄する時には、車用の窓クリーナーなどをマイクロファイバータオルなどにつけて拭きます。 その後、窓に付着した溶剤を水道水で軽く濡らしたタオルで拭き、その後乾いたタオルで残った液体を丁寧に拭き上げることで窓をピカピカに仕上げることが可能です。 実際に当店でクルマを洗車するときもそのように水道水を利用して洗車しています。 しかし、それでも落ちない汚れや白いスジが現れてしまう際に精製水で湿らせたタオルを利用するという方法がコストの面からも良いと考えられます」 ※ ※ ※ クルマを綺麗にする際には洗車自体も大事ですが、その後の乾拭きも同じように大切です。 また、精製水はクルマをピカピカに仕上げるのに役立ちますが、かといって全て精製水を利用しようとするとクルマの維持費が跳ね上がってしまいます。 そこで基本的には水道水を利用し、どうしても落としたい汚れや落とさなくてはいけないものがある時に、タオルを湿らせる程度に使用し拭き上げることが効果的です。
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