巨人・松井颯が6回3安打無四球10奪三振1失点の好投 昨季はプロ初登板・初勝利も来季は育成契約 笹原は無安打 【アジアWL】
■野球 アジアウインターリーグ NPB WHITE1ー1台湾海洋 (7日 台湾・台中) NPB WHITEで先発した巨人・松井颯(24)が6回を76球、3安打、無四死球、10奪三振のソロ被弾による1失点の好投を見せた。松井は今リーグ3試合目の登板で防御率1.06。7試合連続安打中の巨人・笹原操希(20)は2打数無安打1四球1犠打だった。 松井は今季初の開幕1軍入りしたが4月6日・DeNA戦(東京ドーム)の登板を最後に今季は2試合に登板、0勝0敗、防御率13.50。ファームでも15試合の登板(13先発)で2勝5敗、防御率3.90で今オフに戦力外となり来季は育成契約でのスタートとなっている。 NPB WHITEは巨人、ヤクルト、西武、オリックスの選手で構成されるチーム。 松井は今シリーズは3度目の登板。ここまで2試合11回を投げ11安打、無四死球、1失点(自責1)の防御率0.82と好調をキープしていた。 松井は1、2回は三者凡退に抑える。3回表1死から左打者にシンカーをライト前に運ばれる安打を許すが次打者をフォークで空振り三振、二盗を捕手・坂本(巨人)が刺した。 NPB WHITEは3回に西村(ヤクルト)のタイムリーで先制。だが松井は直後の4回、先頭の左打者ラン・チェンリンに初球143キロのストレートをライトスタンドへ運ばれ1ー1の同点に追いつかれる。 松井は5回は2三振を奪い打者3人で退ける。6回は先頭打者に中安打に犠打を決められ1死二塁となるも被弾したラン・チェンリンを空振り三振、次打者もフォークで連続空振り三振に取り6回まで10三振を奪った。 松井は22年に育成ドラフト1位で入団。プロ初登板・初先発となった23年5月21日・中日戦(東京ドーム)で5回2安打無失点に抑え、球団史上初となる育成入団1年目での初登板初勝利を挙げた。昨季は1軍で8試合、1勝1敗、防御率3.26。 試合はNPB WHITEの7回は2番手・三浦克也(巨人)、8回は3番手・森本哲星(巨人)、9回は4番手・石原勇輝(ヤクルト)が3投手とも無安打無失点に抑える。 9回の攻撃で中田(巨人)の死球、笹原の犠打で1死二塁のサヨナラ機に代打・内藤(オリックス)は空振り三振、伊藤(ヤクルト)は見逃しの三振で引き分けとなった。