通天閣が花火とともに13か月半ぶりの点灯再開 全面リニューアル工事完了
大阪を代表する観光スポットとして知られる「通天閣」(大阪市浪速区)は22日夜、全面塗装などの大規模リニューアル工事を終え、13か月半ぶりに夜間のライトアップを再開した。 【動画】花火とともに再点灯する通天閣 多くの観光客らが見守り、点灯直後は歓声もあがった
通天閣を運営する通天閣観光によると、この工事は全面的な塗り替え工事や南側面の広告ネオンサインを全廃。南側の看板を高さ約32メートル、横幅約3メートルのデジタルサイネージ(電子看板)に変更した。 電子看板を設置したことにより、英語や中国語の表記も可能となり、通天閣を運営する通天閣観光の高井隆光社長は「情報発信が可能になりました」と話していた。
また、これまで東側に設置されていた大時計のLEDビジョンも南側上部へ移設。時計の映像のほか気温計や湿度計などのリアルタイムな情報も映し出すことができるようになった。 このほか、通天閣の塗装も全面塗り替えして明るいシルバー色に変更されたのも今回のリニューアルの大きな特徴となっている。
22日夕には、あいにくの雨の中、通天閣1階で点灯式が行われ、久々の点灯を見守っていた。点灯式には大阪府の吉村洋文知事や2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」らも出席。通天閣が立地する新世界の関係者らがトーチリレーを行った後に点灯する演出で盛り上がりをみせた。
また、点灯と同時にマグネシウム花火とともに、通天閣が様々な色に輝き、多くの観光客や見物人からは歓声があがるなど、新世界はお祭りのような楽しさに包まれていた。