大阪府内の一部の支援学校でも給食提供停止 吉村知事「すみやかに給食を再開したい」
大阪府内の支援学校でも給食提供停止 吉村知事「すみやかに給食を再開したい」
大阪府の吉村洋文知事は6日、大阪府庁で定例記者会見を行った。学校や寮に給食を提供している給食調理会社が一部の事業の止め、各地の学校が食事の確保に追われている問題で大阪府内にある一部の支援学校でも給食が提供できなくなっていることについて、吉村知事は「すみやかに給食を再開したいと思っています」と述べた。 【動画】給食が提供できなくなった学校での対応について説明する大阪府の吉村知事
この問題は、全国の学校や寮、食堂などの食事の提供を請け負っている広島県内に本社を置く給食会社が食事の提供を停止し、関係先が食事の確保など対応に追われている。大阪府内でも一部の支援学校で給食が提供できなくなっているという。
会見では報道陣から「給食の事業者が広島県内にあり破産の申し立てをしているところもあり、手続きが進んでいるという中で給食が提供できない事情に陥っているようですが、給食の提供再開の見通しなど知事の方に入っている情報はありますか」という質問があった。 これに対し「まず、連絡もなくいきなり給食の提供が停止になり事業者に対し非常に残念に思いますし、我々としても学生さんにできるだけ適切に対応していきたいと思っています」と述べた。 また「現時点ではデリバリー方式による弁当で対応しています。アレルギー対策もとったお弁当です。デリバリー方式によるお弁当の対応は、すでに給食の納入実績がある事業者に対応してもらっているのが現状です」とも述べた。
ただ、すみやかに給食を再開するために代わりの事業者の確保に動いていることも明かし「時期がいつかは決まっているわけではありませんが、できるだけ早く代替え事業者で対応していきたい」と話していた。