ビッグモーター街路樹問題・大阪府が被害届提出へ 吉村知事「厳しく対応していく」
大阪府の吉村洋文知事は20日午後、大阪府庁で定例記者会見を行った。全国各地で中古車販売大手ビッグモーターの店舗前にある街路樹が枯れている問題で、大阪府が府内にある同社5店舗の前の土壌検査を行ったところ、大阪狭山市の店舗前について、除草剤の成分が検出されたことを明かした。吉村知事は「厳しく対応していく」と話している。 【生中継】大阪府の吉村洋文知事が定例会見(2023年9月20日)
会見によると、大阪府は茨木市、東大阪市、八尾市、貝塚市、大阪狭山市の店舗前にある府の管轄の植栽である街路樹の土壌検査を行った。 その結果、現時点で大阪狭山市内の店舗前土壌から除草剤の成分が検出されたことを明かした。残りの4か所については、後日、検査結果が出るという。
除草剤の成分が検出されたことについて、吉村知事は「植栽については府の公共物ですから、自己の店舗の前に除草剤をまいて枯れさせるという行為は絶対にあってはならないと思っていますので、ここは厳しく対応していきます。除草剤の成分が検出されましたので警察に被害届を提出します。土壌の回復をするための費用損害賠償請求もします」と話した。
また、警察への被害届の提出時期については「25日に貝塚市の店舗の調査結果、10月2日に残りの店舗の検査結果が出るので、その後に警察へ被害届を提出することになると思う」と述べた。