宮川花子会見(全文1) 医師が病状経過説明「みなさんご安心ください、全部病気が消えています」
みなさんご安心ください、全部いま、病気が消えています
その状況でかなり深刻な感じがあったんですけど、入院されて化学療法をさせていただきました。最初は骨髄検査などはやるまでもなく、症候性多発性骨髄腫という正式な病名になってたんですけど、骨髄腫の病気が進行されていまして、あちこちに病気が広がっているという状況になっておられました。 それで化学療法をやったところ、非常にそのお薬がよく効きまして、一気に引きました。すごく効果がありまして、そこから全身のCT検査を撮りましたところ、みなさんご安心ください、全部いま、病気が消えています。すべて消えている状況になっています。いちばん多発性骨髄腫としていい状態になっているところまで回復しています。
みるみるうちに神経が戻って足が動くように
そして今、車いすでおられるんですけど、なぜ乗っているかといいますと、マヒが来ている状態で足が全く動かなかったんですね。治療した時に、ちょうど僕が病室に訪れた時に、2週間くらい動かなかったんで、神経が戻ってくるか僕も予測できなかったんですが、治療して11日目くらいにですね、急に左足がピクッて動きはったんです。僕も動くと思ってなかったんで、すごくびっくりしましたね。感動しましたね。そこからみるみるうちに神経が戻っていきまして、足が動くようになっていって、両足とも自分で動かせる状態まで回復されています。
まだまだリハビリを続けていかないといけないという状況
ただですね、だいぶ足の筋肉も細くなられてますし、筋力も低下されてますので、まだまだリハビリを続けていかないといけないという状況にあります。ただ、いまご覧いただいたら、花子師匠、ここ(胸)から上は元々の花子さんです。上半身は普通に動かれてますので、病院でのトークもかなりキレています。ただ、足はそういうことで回復途中であります。今そういう状況なんですね。 症候性多発性骨髄腫という病気は、なかなか完全に治しきることは難しい病気なんですが、いま急激に治療法が進歩していますので、まだ今後とも治療は継続していく必要がありますが、将来的に舞台の上で、名人芸と言わして頂きますけども、大助花子の漫才を皆さんも見たいと思うんですけど、そういう状況まで回復していただきたいと思っております。引き続き、治療の方は続けさせてもらおうと思います。いまそういう状況です。