写真：Car Watch

　パイオニアは10月10日、カロッツェリアブランドから、オンラインによる多彩なエンタテインメント機能を搭載した歴代最高音質のカーナビゲーション「サイバーナビ」8機種を発売すると発表した。価格はオープンプライスで、店頭想定価格は19万円前後～25万円前後。 【画像】docomo in Car Connect利用イメージ 　サイバーナビは、同梱もしくは別売のネットワークスティックを接続することで、車内にWi-Fiスポットを構築できるNTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応。YouTube動画を直接再生できる「ストリーミングビデオ」や家庭用ブルーレイレコーダーの映像・録画コンテンツを遠隔再生できる「レコーダーアクセス」などのネットワークを利用した機能で、多彩な映像コンテンツを楽しめる。 　また、思いついたワードから目的地を検索できる「フリーワード音声検索」「フリーワード検索」や、ネットワーク接続環境下で地図情報を更新できる「自動地図更新」など、オンラインを活用したナビ機能で、常に最新のスポット情報や地図を活用した快適なドライブをサポート。さらに、高音質を実現する設計思想のもと、「マスターサウンドロック」などの高音質パーツを惜しみなく採用したサイバーナビ史上最高の音質で音楽を楽しめるという。 　サイバーナビの主な特徴は、車内にWi-Fiスポットを構築することで、走行中、停車中に関わらず、広いエリアで安定した通信が可能なドコモの高速データ通信（LTE）を定額で制限なく利用でき、「ストリーミングビデオ」機能でのYouTube動画やスマホ、タブレットでのオンライン映像や音楽、ゲームなどを、通信量を気にすることなく楽しめる。また、ネットワークスティックセット（-DCモデル）は、ドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」を1年間無料で利用できる。 　また、「ストリーミングビデオ」機能では、Webブラウザを用いてサイバーナビの大画面でYouTube動画を直接操作・再生可能。自宅のブルーレイレコーダー内の映像コンテンツを手軽に遠隔操作できる「レコーダーアクセス」機能では、DVDにダビングすることなくサイバーナビで録画番組のストリーミング再生を楽しめる。さらに、遠方へ出かけた際でも、自宅エリアの放送局のテレビ番組や、BS放送、CS放送が視聴できる。 　さらに、カーナビ本体に内蔵された情報だけでなく、通信機能を使って常に最新の情報にアクセスし、思いついたワードから目的地を検索できる機能を搭載。「フリーワード音声検索」機能では思いついたキーワードを発話するだけで、「フリーワード検索」ではキーワードをナビ画面に入力するだけで、目的地や最新スポットを検索できる。 　加えて、ネットワークスティックやWi-Fiテザリングなどを利用すれば、最新の道路や施設情報を自動でダウンロードして地図情報を更新できる「自動地図更新」機能を搭載。追加費用をかけることなく最新データにバージョンアップできる期間が最大3年分（最大年6回配信、発売時～2027年10月31日）付帯される。 　サウンドに関しては、再生音源にこだわり、高音質を実現する設計思想「マスターサウンド・アーキテクチャ」のもと、これまで培ってきた音質設計技術と知見を活かしながら高音質パーツを惜しみなく採用。デジタル信号処理部に限りなく正確なクロック波形を生成する「サウンドマスタークロック」と、高音質オペアンプを搭載し、圧倒的な臨場感と音源収録時の質感を再現可能とした。また、音響特製を0.5dB刻みで補正できる「31バンドイコライザー」や、各スピーカーからリスニングポジションまでの距離を0.35cm単位で調整できる「タイムアライメント」などで、細かな設定を可能としている。 　そのほかにも、コンソールと一体感のある高品位なフルフラットデザインや、洗練された高級感を演出しつつ、長年蓄積してきた膨大な渋滞予測データやリアルタイムの走行・交通情報を分析して、最適かつ実用的なルートを検索する「スーパールート検索」も搭載。さらにリアルタイムな渋滞・交通情報、目的地付近の情報などを画面表示と音声で知らせる「ライブインフォ」、ドライブに有用な情報、AV情報を常時表示して操作できる「インフォガジェット」も搭載する。また、ボリューム変更やナビ/AV画面の切り換えなどの基本的な操作に加え、地図のスケール変更やソース切り換えにも対応した「スマートコマンダー」を同梱する。