上原浩治氏 CSアドバンテージ見直しへ「議論が大事」「変えることは必要になってくるのかな」
元巨人投手で野球解説者の上原浩治氏(49)が10日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。クライマックスシリーズ(CS)の現行ルールに言及した。 今年のCSは、パ・リーグは優勝したソフトバンクがそのまま勝ち上がり日本シリーズに進出した一方で、セ・リーグは優勝した巨人が8ゲーム差あった3位・DeNAに敗れ、日本シリーズ進出を逃した。 上原氏は3位から下克上で26年ぶりの日本一をつかんだDeNAを「アッパレ」と称賛。「桑原選手に個人的にアッパレですね。日本シリーズ新記録を作ったところでね」と5試合連続打点の日本シリーズ新記録を打ち立てた桑原将志を称えた。 その上で、CSの仕組みに関して毎年のようにいろんな意見が出てくることについて「巨人ファンが今年は特に思ってるんじゃないでしょうかね。リーグ優勝したのに日本シリーズに行けなかったと」と現行ルールに言及した。 そして「MLBもいろいろ議論してルールが変わってるのでね、日本も毎年、毎年、議論してやっていくことが大事だなと思いますね」と来年以降に向けて議論をすることが大切と訴えた。 続けて「これでまたルールをちょっと変えて、リーグ優勝したチームが行きやすいようにするとか。ちょっと変えることは必要になってくるのかな。巨人がそのまま行けば、多分議論はされてなかったと思いますけど、今回ちょっと巨人が行けなかったってところで、またいろんな話が出てくるんじゃないでしょうかね」とした。 7日に行われたプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会でも高田繁氏がCSファイナルステージで優勝チームと勝ち上がりチームが5ゲーム差以上ある場合、アドバンテージの見直しを提言。「2勝アドバンテージを出すべきじゃないか」と意見している。