【初テスト】まさに太陽光のような存在「メルセデス・ベンツCLE 300カブリオレ」メルセデス製エレガントなオープンクルーザーをテスト&レポート!
確かに、すべてが完璧に機能する。エアキャップを伸ばすと、オープンカーは大型サンルーフ付きクーペのように走る。乗員は逆風からしっかりと守られ、首筋に当たる風で暖かささえ感じる。文字通り、車内に守られているようなものだ。しかし、本当に我々が望んでいるのは、このようなことなのだろうか? もちろん、開発者の功績には感服するし、メルセデスがオープンカー購入者の大半が実際にこの技術を利用していると言うのなら、それを信じる。しかし、我々は、この機能がなくてもいいと思っている。むしろ、風が車内に強く吹き込んでくる方が好みなのだ。 「CLE」の最大の楽しみは、オープン走行に間違いなくある。野原や森、草原、海、そしてもしかしたら街の香りもコックピットに溢れ、2トン(!)のオープンカーであるメルセデスがその地域を優しく揺れながら走る。
すべてのエンジンはマイルドハイブリッド
現在、エンジンプログラムには6種類のエンジンが用意されている2.0リッター4気筒エンジン(170馬力、CLE 180、204馬力、CLE 200、258馬力、CLE 300 4MATIC)、3.0 リッター直列6気筒エンジン(381馬力、CLE 450 4MATIC)または449馬力(AMG CLE 53 4MATIC+)と、197馬力(CLE 220 d)の2.0リッターディーゼルエンジンを搭載している。いずれも48ボルトの電動システム、統合スタータージェネレーター、23馬力の追加電力を備えたマイルドハイブリッドだ。 今回テストした258馬力の2.0リッターエンジンは、170馬力および204馬力のエンジンよりも明らかにパワフルで、381馬力の6気筒エンジンと比べてもそれほど劣らない。テストでは、「CLE 300」は0から100km/hまで6.7秒で加速し、最高速度は250km/hに達した。
2リッター4気筒エンジンはクルージング向き
この4気筒エンジンは、非常に静かに始動し、やや荒く、力強く回転するが、全体的には非常に静かだ。ゆったりとした快適なクルージングに最適だ。9速オートマチックトランスミッションは通常通り良好に機能するが、シフトチェンジがやや頻繁で、若干不均一だ。