【初テスト】まさに太陽光のような存在「メルセデス・ベンツCLE 300カブリオレ」メルセデス製エレガントなオープンクルーザーをテスト&レポート!
メルセデス・ベンツCLE 300 4MATICカブリオレ:まさに太陽の光のような存在。メルセデス・ベンツCLEカブリオは、説得力のあるクルーザーだ。我々は、258馬力の4気筒エンジンを搭載したバージョンをテストした。
3つが1つに: メルセデスのプログラムでは、「CLEカブリオレ」は事実上、「Cクラス」、「Eクラス」、そしてある程度は「Sクラス」のオープンモデルの代わりとなる。
CLEカブリオレは、まさに美しい
「CLEクーペ」をベースにしたカブリオレは、まさにデザインの成功例だ。バランスのとれたプロポーション、繊細なライン、調和のとれたディテール。素晴らしくエレガントだ。ソフトトップは完璧にフィットし、シルエットにシームレスに溶け込んでいる。ボタンを押すだけで、静かにうなりを上げながら、時速60kmまで20秒弱で開閉する。
全長4.85mの「CLE」は、サイズ的には「Cクラス」というよりも「Eクラス」に近い。「Cクラス カブリオレ」よりも広々としているが、「Eクラス」にはやや及ばない。フロントは驚くほど広々としており、リアも大人が立派に収まることができる。つまり、屋根を開けた状態では、ということだ。屋根を閉めると、頭上空間が十分ではない。
MBUXはオープンカーのベンツでも説得力がある
フロントシートはゆったりとしており、しっかりとパッドが入れられ、横方向のサポートも十分だ。リアシートもよくできている。インストルメントクラスター(12.3インチ)とマルチメディア(11.9インチ)用の2つのスクリーンはカラフルな外観で、計器は5つの異なるレイアウトで表示でき、いずれもグラフィックが凝っている。
マルチメディアタッチスクリーンは操作しやすく、傾斜角を15度から40度の間で調整できるため、太陽光の反射を避けることができる。役立つこともあるが、常に役立つわけではない。機能の幅は広く、メニューもよく整理されている。多くの状況でMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンスシステム)の音声コントロールは役立ち、現時点で我々が知る限りでは最高レベルだ。
エアキャップとエアスカーフがクーペのような感覚を生み出す
ところで、フロントガラスに取り付けられたウインドディフレクターと、リアシート後方に格納された格納式ウインドディフレクターで構成されるエアキャップや、エアスカーフのようなシステムを開発・搭載していなければ、メルセデスはメルセデスではないだろう。エアスカーフは、シートバックレストのスリットから首元に温風を吹き付ける首元暖房システムだ。