前田大然「果てしない努力の結晶」今年2度目のハットでセルティックをリーグカップ決勝に導く
<スコットランド・リーグカップ:セルティック6-0アバディーン>◇準決勝◇2日◇グラスゴー スコットランド・リーグカップで、セルティックのFW前田大然(27)が、アバディーンとの準決勝でハットトリックを達成した。今年3月10日のスコットランド杯準々決勝リビングストン戦以来で、加入後2度目。フル出場し、チームは6-0で大勝して決勝に進出した。 前田が自慢のスピードで相手守備網を切り裂き、3得点1アシストをマークした。1-0の前半32分、鋭い出足で相手ボールを奪うと、ドリブルで持ち上がってFW古橋亨梧のゴールをアシスト。2-0の前半40分には最終ラインの背後に抜け出して味方のスルーパスを引き出し、右足ワンタッチでゴール右隅に蹴り込んだ。 勢いは止まらない。後半4分に味方のシュートのこぼれ球に素早く反応して右足で2点目。5-0の同40分にも右からの折り返しを右足で合わせて3点目を決めた。ゴールを奪うために労を惜しまず、英BBCは「果てしない努力の結晶」と絶賛した。 今季は公式戦14試合に出場し、9得点3アシスト。欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも2試合連続ゴールを挙げた。ロジャーズ監督は「今季の前田は本当に重要なゴールを決めている。自ら走ることを望み、チームもそれを望んでいる。前田以上にアクティブな選手はいない」と、快足アタッカーの攻守両面での活躍に感謝した。