ゴールドマン、今年の米GDPと雇用伸び見通し引き上げ-移民増加で
(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループは2024年の米国の経済と雇用の伸び見通しを引き上げた。移民の増加ペース拡大を理由に挙げている。
同社エコノミストのロニー・ウォーカー氏は「2023年の国内総生産(GDP)成長率が拡大した一因とみられるのは、移民がこのところの平均を大幅に上回り、労働力人口が増え、潜在的GDPが高まったことにある」と17日のリポートで指摘。「トレンドを上回る移民による押し上げが続いていることを考慮し、雇用者数とGDPに関する当社の予想を更新した」と説明した。
ゴールドマンは24年の10-12月(第4四半期)について、従来予想比0.3ポイント増の前年同期比2.4%増を予想。消費拡大が主な要因だとした。24年通年では2.7%成長を見込んでいる。雇用者数については月平均17万5000人増になるとの予想を示した。
原題:Goldman Boosts US 2024 GDP Growth, Jobs Forecasts on Immigration(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Chris Anstey