中京大中京が甲子園100試合目の勝利で夏通算79勝目、中軸の連打で逆転!【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:中京大中京4ー3宮崎商>◇10日◇1回戦◇甲子園 【トーナメント表】夏の甲子園 3日目までの結果一覧 中京大中京(愛知)が終盤の逆転劇で、宮崎商(宮崎)を破り、夏甲子園100試合目となる甲子園100周年大会の初戦を白星で飾った。 2対3と1点を勝ち越された直後の7回裏、4番・杉浦 正悦捕手(3年)が左前へ同点打を放つと、5番・仲 健太郎内野手(3年)も左前へ勝ち越しの適時打。中軸2人の連続適時打で逆転に成功した。 先発の中井 遥次郎投手(3年)は6回途中2失点で降板したが、2番手の田中 太久哉投手(2年)が2安打1失点の粘りの投球で、チームを勝利に導いた。 高橋監督は「100試合の伝統については、かなり重みがあります。ただ、今の選手たちは良さもありますし、時代の流れもあります。好き勝手にやらせるのではなく、私が判断しながら、選手たちにやりやすい環境を整えています。やはり主役は選手なので」と伝統の重みを感じながらも、選手ファーストを掲げ、今後も戦っていくことを強調していた。 宮崎商は一時は2点差をひっくり返す攻撃を見せたが、惜しくも敗戦。2008年以来、16年ぶりの夏甲子園勝利はかなわなかった。これで宮崎県勢は5大会連続で夏甲子園初戦敗退となった。