著名大教授ら、ジョコ氏縁故批判 インドネシア大統領選控え
【ジャカルタ共同】インドネシア大統領選を14日に控え、国立インドネシア大の教授らは2日、ジョコ大統領の長男ギブラン氏の副大統領候補擁立について「不正や倫理の欠如で国は統制を失っているようだ」と指摘、現政権を縁故的だと批判した。ジョコ氏の母校、国立ガジャマダ大も1月末に深い遺憾を表明しており、有名大から抗議が続いている。 ギブラン氏の擁立は、憲法裁長官だったジョコ氏義弟が昨年10月に候補者資格を緩和したことで可能となった。憲法裁の名誉評議会は後日、緩和は倫理違反だと認めた。 ガジャマダ大の教授らは1月31日の声明で、ジョコ氏を名指しし、国への献身を忘れるなと警告した。