3つ子を含む“二姫三太郎”ママの5人育児。壁紙はめちゃくちゃ、カーテンでターザン… それでも、生きてその日が終われたら『よかった』と【多胎育児体験談】
常にだれか味方がいる。互いに助け合う5人きょうだい
5人の子どもたちの成長や性格もそれぞれです。 「3つ子は早産だったので病院でフォローアップ健診を受診しています。3人とも背は小さめ、5歳の健診では発達に大きな遅れはありませんでしたが、はるきとりゅうとは“さ”行がうまく言えないことを指摘されて、言語聴覚士さんと月2回言語訓練をしています。小学校進学に向けて6歳のタイミングで知能検査もする予定です。 3つ子の長男は、マスコット的な存在で、甘え上手。3つ子は生まれた順番に関係なく育てているのですが、なぜか自分がお兄ちゃんだという自覚があるみたいです。兄らしくといつも頑張っています。 3つ子の二男は、きょうだいの中でもど真ん中でマイペースな性格。気まぐれなところもありますが、いちばん好奇心旺盛で怖いもの知らずなのでけがが多いです。いちばん優しくて、よくまわりを見ている気がつくタイプです。 3つ子の三男は、自分が大好き。怒られることは『かっこわるい』ことで、ほめられることは『かっこいい』ことだと思っていて、率先してほめられることをします。3つ子の自覚が強くて、道ゆく人に『僕たち3つ子なんだよ』とだれにでも話しかけます。 いちばん上の長女は、マイペースでのんびり屋。急に弟が3人できても自然に受け入れてくれて、声をかけたり、絵本を読んだり、とてもかわいがってくれていました。今は、長女の下に3人の家来がいるという感じです(笑)。 いちばん下の二女は、きょうだいのなかでは初めてのママっ子で、しっかり者。3つ子ができることは自分もできると思っているので、3つ子が何か手伝ってあげようとすると『やめて!あっちいって!』となんでも自分でやろうとします。3つ子も『二女には負けたくない!』と思っているので、二女に追い抜かれないように一生懸命です。 5人きょうだいは、けんかも多いですが、お互いに助け合っています。『あなたはこれ』『あなたはこれをやって』とそれぞれにお手伝いを頼むと、洗濯物や洗い物、掃除などが同時進行ではかどるので助かっています。おふろではお互いを洗い合いっこしているのですが、背中を洗うときに1列になっているのがかわいいです(笑)。 また、きょうだいが多いと、常にだれか味方がいて(たまに敵にもなりますが)、家でも常にだれか遊び相手がいるので、毎日が楽しそうです。5人もいれば公園へ行って家族だけで野球やサッカーができたり、家では‟ウノ‟や‟ババ抜き‟ができたり、遊びの幅も広がります。そんな子どもたちの姿を見ていると『この5人…私のおなかから生まれたのか』と改めて自分にびっくりしつつも、ほっこりとした気持ちになります」(あやきさん)