3つ子を含む“二姫三太郎”ママの5人育児。壁紙はめちゃくちゃ、カーテンでターザン… それでも、生きてその日が終われたら『よかった』と【多胎育児体験談】
働くママの5人育児「手を抜けるところはどんどん手を抜く」
5人の子どもを育てながら仕事をしている、働くママのあやきさん。1日のスケジュールを聞きました。 「3つ子たちは生後8カ月で保育園に入園しました。そのタイミングで長女も保育園に。子どもたちを早い時期から保育園に預けているのは、3つ子のお世話をするのが大変という理由もありますが、早いうちにいろんな人と関わることも大切だと思ったからです。 仕事の時間は育児から離れているので、リフレッシュの時間になっています(笑)。最初は時短で働いていたので、一度家に帰って夕飯の準備をしてからお迎えに行っていましたが、今は9:00~17:00(曜日によって15:00)まで働いています。仕事が終わったら、4人の保育園のお迎えと、長女の児童クラブのお迎えをして、帰宅時間はだいたい18:00。それからごはんのしたくです。家事は手を抜けるところはどんどん手を抜いていますね。ごはんはできあがったものからどんどん出すスタイルで、取りあえず食べてくれさえすればいいというメンタルでやっています(笑)。19時までには夫が帰宅するので、おふろに入ったあと、絵本を読んだり、‟オセロ‟をしたり、一緒にカードゲームをしたり、みんなで楽しい時間を過ごしてから寝ています。いつもにぎやかで静かな時間はありませんね。朝は忙しいため、洗濯物は夜にすませて浴室乾燥で乾かしています」(あやきさん)
3人一緒にいればなにも怖くない!無敵な3つ子男児の絆
いつもにぎやかで笑いが絶えないという上岡家。3つ子育児ならではの楽しさ・面白さについて聞きました。 「3つ子たちは互いによい遊び相手になっています。サッカー教室では、気がついたらいつの間にか3人だけでボールを追いかけ回していたり、保育園でも、いつの間にか3人そろって遊んでいるのだそうです。3つ子たちの引き寄せ合う力はすごいなと思います。仲間意識が強く、3人でいるとずっと楽しそうでにぎやかで『3人一緒にいればなにも怖くない!』という無敵感が伝わってきます(笑)。 私としては、3人でおそろいの服を着せられるのが楽しいですね。かわいいですし、見ているだけで癒やされます。3つ子は赤・青・黄色と好きな色が違って、それぞれのシンボルカラーになっています。 あとは、全国の3つ子ママとの出会いも楽しいです。インスタグラムで知り合った県内の3つ子ママのグループラインがあり、実際に会ってお話しすることもあります。3つ子を育てているという共通点があるだけなのに、初めて会ったとは思えないぐらい会話が尽きず、共感の嵐で、あっという間に時間がすぎていきます(笑)。大人になってから友だちを作るのってなかなか難しいですが、3つ子を持つママたちと出会えたことは、3つ子を授かってよかったと思うことのひとつです」(あやきさん) あやきさんは二姫三太郎ママ(@tkyk716)という名前で、3つ子育児の日常をインスタグラムで発信しています。 「3つ子出産のとき、管理入院が始まってからは時間があったので、夫が『3つ子の成長記録のために』とインスタグラムのアカウントを作ってくれました。インスタグラムには、たくさんの3つ子ママがいて、相談や情報交換はもちろん、どんなママでも3つ子という共通点だけで、すごく盛り上がれるので楽しいです。実際にインスタグラムで、同じ時期に3つ子出産した方や、たくさんの3つ子ママとつながることができました。 なかには、わが家のように3つ子以外のきょうだいがいるご家庭や、男の子の3つ子のママ・パパもたくさんいるので、『私も頑張ろう!』と思えます。本当にSNSがある時代でよかったなと思います」(あやきさん)