空気階段の水川かたまりが映画初主演!予測不能な怪談噺『死に損なった男』
お笑いコンビ、空気階段の水川かたまりが映画初主演に大抜擢された『死に損なった男』が、2月21日(金)に全国公開されることが決定。脚本を手掛け、メガホンをとったのは『メランコリック』(18)にて長編映画監督デビューを果たし、国内外で数々の賞を受賞した気鋭監督の田中征爾で、完全オリジナルストーリーの映画となる。あわせてティザービジュアルも解禁された。 【写真を見る】映画初主演を飾る空気階段の水川かたまり 構成作家の関谷一平は、お笑いの道に憧れ、夢が叶った半ば、殺伐とした社会と報われない日々に疲弊していた。駅のホームから飛び降りることを決意するが、隣の駅で人身事故が発生。タイミング悪く死に損なった一平の前に男の幽霊が現れ、「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」というとんでもない依頼をする。その男を殺すまで取り憑くという幽霊の脅迫に、一平がとった選択とは?死に損なった男がたどる数奇な運命とは。 主人公の一平役に抜擢された水川は、2012年に空気階段を結成し、2021年「キングオブコント」で優勝経歴を持つ。2017年から放送しているTBSラジオ「空気階段の踊り場」に出演中のほか、2022年にはドラマ「君のことだけ見ていたい」の脚本を手掛け、俳優として「妻、小学生になる。」や「罠の戦争」など数々のドラマにも出演するなど、幅広く活躍中だ。本作の出演について水川は自身の本名にかけて「このたび、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまでたどり着きました」とコメント。さらに「本当に感謝の大航海でした。頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください」と熱い想いを語った。 田中監督は『メランコリック』に続いてオリジナル脚本となった本作について「13~14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした」と素直な想いを語っている。さらに本作にて初主演を務める水川については「水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました」と絶大な信頼を寄せた。天才×天才の化学反応に、映画ファンならずとも期待が高まる。 あわせて解禁されたティザービジュアルは、「憑いてる?ついてない?いや、ツイてる?」のコピーを表すかのような水川の3段階の表情が印象的。“死に損なった男”が幽霊から「殺し」の依頼を受け、さらには運が上向く!?という奇抜で予測不能なストーリーにいまから目が離せない! ■<キャスト、スタッフコメント> ●水川かたまり(関谷一平役) 「こんばんは。空気階段の水川かたまりです。本名は水川航太といいます。この世界を太くたくましく航海していってほしいという願いを込めて両親がつけてくれました。このたび、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまで辿り着きました。難しいので海になぞらえるのはここでやめます。すみません。クランクインした頃は右も左もわからなすぎて、正直、前も後ろも上も下もわからなくなっていました。しかし、監督をはじめ、共演者の皆さま、スタッフの皆さまが生まれたての子鹿に接するが如く本当に優しくしてくれたおかげでクランクアップの頃には、空絵、フィックス、尻ボールドなどたくさんの業界用語を覚えることができました。本当に感謝の大航海でした。頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください」 ●田中征爾(監督) 「13~14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした。コロナ禍もあり実現までかなり時間がかかりましたが、ここまで関わってくださった全ての方に深く感謝しています。そして水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました。楽しい映画が出来上がったなと思います。劇場でお待ちしております」 文/山崎伸子