見守りカメラからポータブルトイレまで、高齢親の「困った!」はこれで解決!
見守りサービスの月額費用は0~300円が最多
介護で悩む人向けのコミュニティ「安心介護」が会員500名を対象に行った調査では、約半数の方が見守りに関心があると答えたにもかかわらず、利用率はわずか5%という結果が出ました。 利用を躊躇する理由は主に2つで、「見守りサービスがどのようなものかよくわからない」「金銭的な負担がかかる」が上位を占めています。しかし実際にサービスの利用経験があると答えた方の月額費用は0~300円が最も多く、そこまで費用をかけていないことがわかります。 逆に見守りサービスを利用した理由は「自宅で転倒・急な体調不良などの事故があり、それがきっかけで導入した」が最多。次いで「ケアマネジャーから勧められた」「介護保険対象サービスの利用だけでは不安だった」となっています。 活用しているサービスの1位は、利用者が自ら通報する「緊急時通報型」です。次いで今回紹介した「カメラ型」、赤外線センサー、電気ポットや冷蔵庫などの家電連動型を含む「センサー型」が上位という結果に。なお、自治体職員や郵便局員が訪問したり、食事宅配員が見守りを行うサービスは、利用率がやや低い傾向となっています。
構成/渋澤和世 取材・文/井手朋子 イラスト/Sumi 編集/佐野倫子
渋澤 和世