米大統領選 “トランプ再来”で世界激変か……「ノーベル平和賞」狙う? バイデン氏の高齢不安で秘策は【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
アメリカ大統領選の候補者選びで、トランプ前大統領の共和党の指名獲得が確実となりました。トランプ氏が返り咲いた場合、経済や安全保障、環境などの面で日本にも大きな影響が及びそうです。高齢のバイデン大統領や民主党側はどう迎え撃つのでしょうか。 【動くグラフ】米大統領選挙2024 バイデンVSトランプ・支持率の推移 そこで今回の#みんなのギモンでは、「“もしトラ”現実味…日本への影響は?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●経済・安保・環境 “もしトラ”で激変? ●バイデン氏に不安? 民主党に秘策は…
■共和党の唯一の対抗馬が撤退を表明
小林史・日本テレビ解説委員 「『もし、トランプ氏がもう一度大統領になったら』。SNSなど一部で流行していたこの言葉が、にわかに現実味を帯びてきました」 「アメリカ大統領選の共和党候補者選びは、トランプ氏の唯一の対抗馬として残っていたヘイリー元国連大使が撤退を表明。トランプ氏は『スーパーチューズデー』を14勝1敗と圧勝し、共和党の指名獲得が確実な情勢となりました」 「6日、トランプ氏は『バイデンはアメリカ史上最悪の大統領だ。11月5日(本選挙)は我が国の歴史上、最も重要な1日となるだろう』と語りました」
■戦いの構図が固まる中…“異変”が?
「戦いの焦点は民主党のバイデン大統領と共和党のトランプ前大統領の『新旧大統領対決』という構図になりますが、今回のトランプ氏にちょっとした異変があることにお気づきでしょうか?」 「8年前の2016年にトランプ旋風を巻き起こした時には、娘のイバンカさんと妻のメラニアさんが両脇を固めていました。その姿が、最近の選挙戦では見当たりません」 鈴江奈々アナウンサー 「確かに、トランプ氏が大統領に就任した時にはファミリーがぞろぞろぞろっと壇上に上がってきて、トランプ氏と言えばあのファミリーというイメージが強いですし、特にイバンカさんは大統領補佐官として来日もしているので、随分大きな違いとして映りますね」 小林解説委員 「華やかでしたね」
■「政治の世界の外で支える」…娘の姿は
小林解説委員 「娘のイバンカさんがどこにいたかというと、ほぼ地球の反対側のインドです。ご本人がインスタグラムで上げた写真によると、父のトランプ氏がスーパーチューズデーで戦っていた頃、インドで行われたアジア一の大富豪という一家の結婚式に出席していたようです」 「イバンカさんは『今後は政治の世界の外で父を支える』と表明していて、今回の選挙戦からは既に離れています。トランプ氏も、それをよしとしているようです」