米大統領選 “トランプ再来”で世界激変か……「ノーベル平和賞」狙う? バイデン氏の高齢不安で秘策は【#みんなのギモン】
■環境面で…時代が逆戻りの可能性も
小林解説委員 「さらに環境面では、トランプ氏は『温暖化対策軽視』『化石燃料推進』『EV(電気自動車)嫌い』という政策を掲げています」 「みずほリサーチ&テクノロジーズの調査によると、これはガソリン車やハイブリッド車に強みを持つ日本の自動車企業にとっては追い風になるという見方がある一方で、脱炭素という目標達成は大きく出遅れてしまう、という指摘が出ています」 辻岡アナウンサー 「時代が逆戻りする可能性がありますが、“もしトラ”が実現する可能性はどうなのでしょうか?」
■世論調査ではトランプ氏がややリード
小林解説委員 「ここからは『バイデン氏に不安? 民主党に秘策は…』のポイントについて考えます。現在、世論調査(YouGov、3月3日~5日)の支持率の平均ではトランプ氏(44%)がバイデン氏(42%)をわずかに上回っています」 「一部のアメリカメディアによると、民主党内では『バイデン氏で戦えるのか』と、高齢への不安から他の候補に差し替える動き、つまりプランBを模索する動きも出ています」 市來アナウンサー 「今からということですよね。その有力候補が実際に挙がってきているということですか?」
■チャンスを狙う? 名前の挙がる政治家
小林解説委員 「そうしたチャンスを虎視眈々と狙っている人はいると言われています。例えば、ノースカロライナ州のクーパー知事(66)や、ケンタッキー州のベシア知事(46)など、政治の世界で実績を積んできた知事らの名前が挙がっています」 「ただ小谷教授によると、実際は現職のバイデン氏が自ら撤退すると言わない限り、他の候補は手をなかなか挙げづらいため、万が一健康や体調の問題などで撤退を余儀なくされた場合の頭の体操としてのプランBがささやかれているのではないか、ということです」 鈴江アナウンサー 「日本にいるアメリカ人の方に大統領選についてうかがったら、『私たちには2つのチョイスしかないんだ。バッドチョイス、またはバッドチョイスだ』と、ため息をついていたんですよね」 「日本にとってもどういう結果になるかで本当に大きな影響を受けますから、あらゆるリスクを想定した準備というのも求められるんだなと感じました」 小林解説委員 「大統領選挙の本選は11月5日です。“もしトラ”が現実となるのか、あるいはバイデン氏が意地を見せるのか。日本にとっても見逃せない戦いが続きます」 (2024年3月7日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
●あなたの身の回りの怒りやギモンをお寄せください。 お寄せいただいた情報をもとに日本テレビ報道局が調査・取材します。 #みんなのギモン https://www.ntv.co.jp/provideinformation/houdou.html