JR亀川駅を発着点にしたライドシェアの実証運行始まる 運行数はバスより増便 大分・別府市
大分放送
運行を休止した路線バスの代替措置として、大分県別府市で住宅地や駅、病院などを周回する、湯けむりライドシェアの実証運行が1日から始まりました。 【写真を見る】JR亀川駅を発着点にしたライドシェアの実証運行始まる 運行数はバスより増便 大分・別府市 地域住民の新たな交通手段として別府市で始まったのは「湯けむりライドシェア関の江循環線」です。 一般のドライバーが有料で利用者を運ぶこのサービスは関の江地区で1日から運行休止となった路線バスの代わりとなります。 バスはJR亀川駅を発着点にスーパーや病院など17か所に停車するルートで平日の午前7時台から午後6時過ぎまで運行し乗車料は300円です。 始発便に乗車したのは地元の小学生。場所によっては学校までの距離が2キロ以上あり、車での送迎やバス通学が多いといいます。 (保護者)「学校まで子どもの足で30分くらいかかってしまうので、ライドシェアは安心ですね。助かります」 一方で、高齢者や障害者も多く住むこの地区。バスは地域の大切な交通手段で、今回、運行の本数が16便に増便されたことを喜ぶ利用者もいました。 (利用者)「路線バスなくなったので、これを利用しないと駅にいけない、助かる」「バスを利用している人間としては1年の実証だが、できるだけ長くしてほしい」 実証運行は1日から1年間行われ、今後は車いすの利用者もスムーズに乗車できる福祉車両が導入される予定です。
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