【MLB】マーリンズに痛手 先発左腕ギャレットが左ひじ手術で今季全休へ 今後はFAの先発投手を補強か
マーリンズの先発左腕ブラクストン・ギャレットが今季を全休する見込みであることが明らかになった。先月のウィンター・ミーティング前、ピーター・ベンディックス編成本部長は故障で昨季の大部分を欠場したギャレットについて「彼に期待しているし、楽観視しているが、それ以上の最新情報はない」と語っていたが、ギャレットは12月中旬にインターナル・ブレイスを用いた左ひじの手術を受けた。今後はギャレット離脱の穴を埋めるために、FA市場での先発補強に動くとみられる。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在27歳のギャレットは2016年ドラフト1巡目(全体7位)指名でプロ入りした元有望株。2020年にメジャーデビューし、メジャー4年目の2023年には31試合(うち30先発)に登板して9勝7敗、防御率3.66、156奪三振とブレイクした。昨季は左肩の不調で出遅れたあと、5月にはメジャー初完封をマークしたが、7度の先発登板で2勝2敗、防御率5.35と今ひとつのピッチング。6月下旬に左前腕の屈筋を痛めて離脱し、そのままシーズンを終えた。 マーリンズは今オフ、左腕ヘスス・ルザードをトレードで放出している。2022年サイ・ヤング賞のサンディ・アルカンタラが復帰するものの、それ以外の先発投手陣はエドワード・カブレラ、マックス・マイヤー、バレンテ・ベローゾ、イグザビオン・カリー、アダム・メイザー、ライアン・ウェザース、ダックス・フルトンという顔ぶれ。ほかに有望株ロビー・スネリングらもおり、シーズン途中にはエウリー・ペレスも戻ってくるが、このメンバーで1年間ローテーションを回すのは現実的ではない。 よって、マーリンズは今後、一定のイニングを消化してくれそうな先発投手の補強に動く可能性が高い。ジャック・フラハティやニック・ピベッタといった有力投手がターゲットになる可能性は低いが、まだアンドリュー・ヒーニー、カイル・ギブソン、ランス・リン、ホセ・キンタナ、コリン・レイといった投手たちがFA市場に残っており、最低でも1人、可能ならば2人獲得して、先発ローテーションに安定感をもたらしたいところだ。