理科実験で児童に塩酸 1人軽いけが 教諭がつまずき瓶から飛散
佐賀県唐津市教育委員会は7日、唐津市内の小学校で理科の実験中に担当教諭がつまずき、飛散した塩酸が担当教諭と児童2人にかかったと発表した。児童1人が足首に軽いけがをした。 市教委によると、塩酸を使った実験中に担当教諭が延長コードに足を引っかけて転倒。持っていた瓶から塩酸約30ミリリットルが飛散し、担当教諭の顔と手の甲、近くに座っていた児童2人の足首に靴下の上からかかった。 塩酸がかかった児童2人は病院で受診し、1人は足首が直径5センチほど赤くなる軽傷を負った。もう1人は異常は見当たらないと診断を受けた。担当教諭に特段の異常はなかった。学校が保護者に謝罪し、市教委は「教員の不注意があった。再発防止に努めたい」としている。【五十嵐隆浩】