ガザ地区に向け…支援物資載せた輸送船がキプロス出発
深刻な食料不足で飢餓が拡大しているパレスチナ自治区ガザ地区に向け、支援物資を載せた輸送船が30日、地中海の国・キプロスを出発しました。 イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くガザ地区は、食料不足などによる飢餓が深刻化していて、国連はガザ保健当局の情報として、これまでに27人の子どもが栄養失調で死亡したとしています。 こうした中、被災地や戦地でも食料支援を行ってきたNGOなどは30日、地中海の国・キプロスから、米や小麦など100万食以上の支援物資を載せた輸送船が、ガザ地区へ向けて出発したと発表しました。キプロスから支援物資を載せた輸送船が出るのは2回目です。 海上からの支援をすすめる一方で、このNGOはこれ以上、飢餓を深刻化させないためには陸路での支援物資の搬入の拡大が第一だと訴えています。