林芳正官房長官、特定失踪者家族会と面会 「問題解決に向け取り組み促進」
北朝鮮による拉致問題担当相を兼務する林芳正官房長官は19日、拉致の可能性が排除できない「特定失踪者」の家族会と首相官邸で面会した。林氏は「思いを真摯に受け止め、拉致問題の解決に向けた取り組みをさらに推進しなければならない」と述べた。 【写真】特定失踪者問題調査会のポスター 林氏と家族会との面会は今年5月以来、約半年ぶり。家族会は特定失踪者のうち、拉致の可能性が高い66人について早期に拉致認定するよう改めて求めた。林氏は「認定の有無に関わらず、全力で取り組みたい」と述べた。 青森県弘前市出身の特定失踪者、今井裕さん=失踪当時(18)=の兄で、家族会会長の英輝さんは面会で、「われわれも高齢化している。北朝鮮で待っている人がたくさんいる。何とか早急に解決するようお願いしたい」と語った。